お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

ほしやどるうみ

久々の本降りのような気がする。わりと暖かい雨だけど。こういう日は買い物にも行きづらいので、大人しくお絵描きするしかない。朝からそう決意するとそれなりに集中できるものだ。今週のノルマがようやく完成。やれやれ。こうして描いていると、もっと必要なブラシが出来てくる。あるといいなあ、というカスタムブラシはやはり自分で作らねばならないのね。あーあ。

Web拍手ありがとうございます。 >アナログのカラーイラストですが、こちらの「斎宮物語」の中に何点か掲載していただいております。

http://www.xiangs.com/

「夜半の神」のもとになったイラストもあったりして…。でも今見てみると、やはりアナログの表現はいまいちだなあ、とため息が出るのでした(汗)

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私のサイトのタイトル「星宿海 渡時船」はもとは友人と作った2人誌のタイトルだった。親友と作った最初で最後の2人誌。その思い入れがあったので、サイトを作る時に友人の了解を得て使うことにした。

「星宿海」の部分はもともとは井上靖さんの詩に感銘を受けて、その言葉をどうしても使いたいという所からきている。「黄河」という散文詩

フビライが命じて黄河の源流を捜させたというものなのだが、詩そのものが名文である。井上靖さんの散文詩は私ももともと大好きなので、機会があればご一読をお勧めしたい次第。

それはさておき。「星宿海」というのは実在する。黄河の源流、まだ水が表面に流れを見せない場所に無数の星を写す泉がある。かなり以前のことだが、NHKシルクロードの取材の一環として、その源流を訪ねる番組を放送していた。(確かにNHKだったと思うんだけど、もし違っていたらすいません)美しい場所だった。

中国にはもうひとつ心惹かれる場所が存在する。九寨溝世界遺産に登録されている、やはり水が造り出す景観が美しい場所だ。

今の私にはとうていかなわないことなんだけど、行けるものならば行ってこの眼で見てきたい場所だったりする。生涯のうちに自分で見ることが出来たならどんなにか素敵だろう、と夢想する。

他にもある。オーストラリア西海岸。ハメルンプールという場所。そこには太古から存在し、この地球上に酸素の含まれる大気を形成する大きな力となった藻類が繁茂する。ストロマトライトと呼ばれる緑のみなもとは現在でもさかんに酸素を生み出し続けているそうだ。

もうひとつ。極北のオーロラ。ロマンチストのカメラマンが「地球が見る夢」と命名したもの。これはもう、宇宙の現象だものね。

宇宙に開く窓として、ハワイ、マウナケア山すばる望遠鏡にも憧れている。

私はどうも人工的なものよりも地球の命をそのままに感じられる場所に心惹かれるようだ。そういう場所はなかなか容易には近付けないことも多いんだろうけど…。

…いつか行けたらいいな。生涯の夢として、そういう場所はずっと心に持ち続けていたい気がする。

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