実はこの下書きは昨日書きました。この時はまだ調子が良かったんですが、今朝目が覚めたら、終日寝ていようかと思ったくらいに調子が悪かった。まだしんどいです。無理やり起きましたが、今日は買物に行くのもやめておきます。
頑張ると必ず反動が来るのに、わかっているのに止められないのが困ったことだと思うんですが…。
だからいま現在の気分はまた違うんですけど、昨日までの私の気分で書いていますが、その点はご理解くださいませ。
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「カムイ伝 第一部」のあと、二部も手元に届いているんですが、やっぱり順序でしょ、と思いつつ、先に「カムイ外伝」を読んでおります (^_^)
私の場合、「カムイ伝」より先にこの「カムイ外伝」から入っているんですよね。それも劇画タッチになる前の少年漫画っぽい絵柄の頃に…。それで、この絵柄ってなんて色っぽいの~、とじたばたしながら胸をときめかせておりました。白土さんの筆の描線って本当に色っぽいと思ってた。12、3の頃でもそういうのはとてもよくわかってしまうものです。
当時の少年漫画って大体色っぽかったですね。女の子が好きになるようなキャラは特に。
外見や描線だけではありません。キャラクターの存在自体が色っぽかったのです。カムイもそうですが、サイボーグ009もそうだな。孤独でストイックで心優しいヒーロー達でした。思春期の少女のものすごいツボでした。カッコいいしね。美形だし。
彼らは追われる立場であり、表に出ることも難しい生命の危機に常にさらされる日常にいるために、好意を寄せられてもそれに応えることなくどこまでもストイックな態度を貫いています。それがとても切ないですね。009(ジョー)にしたって同じ立場のフランソワーズとしか恋人にもなれないですし。(いや、フランソワーズが嫌いなわけではありません。そういう彼らの運命が切ないのです)
で、そういうキャラの設定がそのキャラクターの存在を非常に色気のあるものにしています。メチャツボです (^_^;)
そういえば亡き父も「シェーン」のアラン・ラッドがすごい好きだったわ。古い作品なので、もうご存知ない方も多いかもしれません。
友人の妻に心惹かれつつ立ち去るラストシーンがかなり有名です。彼もかなりストイックなヒーローでした。そういう嗜好はまぎれもなく父からも続いてそうな気がします。
12、3歳当時の刷り込みはたぶん今も影響を残していて、私が描く漫画のキャラもメインはそういうタイプでしたし、現実に好きになるのもほぼそういうタイプ (^_^;)
でもさ、現実にそういうタイプがいても、投影してはいけないし、投影してそういう人でなかった場合、一気に醒めるということもありますので、これは結構難しいよね (^_^;) 成就しない可能性がものすごく高いです (ーー;)
まあ、私はもともと結婚するつもりはなかったし、現実に投影するのはわりと早くにやめましたが、そうしたら今度はあんまり相手がいなくて、普通に友達ばかりが増えるみたいで、まあ、それはそれで悪くないし、幸せなんですが、こうして昔の作品を読み返すと、当時の気持ちが鮮やかに蘇って、いまもどこかでそういうタイプに強く惹かれる部分が残っていることを再認識するのですね。
こういうタイプとは恋愛の範疇では対峙出来ないと思うな。もっと別の繋がりが必要なんだよね、たぶん。そのことは今になるととてもよくわかります。きっとより大きくて深い愛情が必要なんだと思います。