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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

最低300年閉じ込める必要 小出裕章

原発を動かすというのは結局どこにも捨て場所がない汚染物を山のように

作り出すのと同様だってことですよね。

このわかりきっていたことをはなから無視してきた結果、現状があるのかもしれません。

人類全体にとっての重要な課題ですね (ーー;)

いつものように以下より転載させていただきます。

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/16/tanemaki-jun16/

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6月16日 最低300年閉じ込める必要 小出裕章 (MBS)

要約

・(リスナーからの質問。汚染水の影響で海から離れていたサーファーが戻ってきている。先生の見解は?)海の汚染度を自治体が調べて公表することから始めてほしい。汚染度が分からない状態でサーフィンをするのは危険だ。

・(汚染水浄化システムの試運転が始まった。ゼオライトは毎日交換する必要があるというが、水での冷却が続く限り延々と動かすのか?)そうだ。

・(浄化に使ったゼオライトの汚染は1立方センチで1億ベクレル。1.5メートルのマジックハンドで交換するというが、離れれば放射線の量は弱まるか?)それなりに弱まるが、猛烈に汚れており被曝は大変なことになる。密着は危険すぎるから離れるべきだが、あまりに離れると操作が困難。被曝の蓄積が心配。

・(汚染水の浄化装置でたまったゼオライトの最終的処理は?ドラム缶1万本分の汚泥になるというが?)決まってないと思う。大変な汚染物であり、どこかに埋めることもできないし、取り扱いは被曝をしながらになる。今後の重い課題。

・(福島県脱原発を復興基本理念にするという。県内で放射性廃棄物処分を受け入れないというメッセージだというが、国内に最終廃棄場は?)ない。福島原発周辺には広大な汚染地ができており、国としてはそこを狙うだろうが、県は逃れたいのだろう。誰にとっても受け入れたくないものだが、これまでの歴史でいえば弱いところがやられている。日本人ひとりひとりに突きつけられている。

・(福島ですべての生徒、児童、園児に線量計をもたせる。心配は低線量被曝だが、長い間浴び続けるとどう影響する?)基本的にガンや白血病の発生頻度が増える。特にこどもは放射線感受性が高く、なんとか被曝を減らさないといけない。

・(その方法は?)こどもが集中的に集まって遊ぶ場所の表土をはぎとることは絶対やってほしい。あとは、よく遊ぶ場所を親の責任できれいにする。マスクを習慣づける。汚染度の高い食べものは与えないようにする。

・(表土をはぎとってもそれを処分する必要がある?)そう。放射能は消えないので移動することしかできない。

・(処分の仕方というのは地中に埋めるとか海の沖の方に投棄する?)海に捨てるのは条約で禁止されている。唯一可能なのは放射能の墓場をつくること。福島原発周辺は多分人が住むことができないため、一部を墓場にして、汚染の強さに応じて仕分けをして建物の中にいれたり地中に埋めたりするしかない。

・(どのくらい続く?)半減期が30年と長いセシウムが一番問題だが、1000分の1になるまで300年かかる。福島の汚染物も最低300年間は閉じ込める必要がある。

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