お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

「さんさん録」

日照り雨になっています。昨夜は父がよく眠ってくれたので、私も爆睡。簾 気がついたら10時間経っていました。それなのにむしろ疲れている気がするのはなぜかしら(汗)3ヶ月のあいだ、一日も休み無しというのはかなりこたえているようですね。本来ならば看護師さんが来てくれる日はもっとぼーっとしていてもいいのかもしれないですが、やはりかなり手伝ってしまうんだなあ…。ぼーっと見ているだけって性格的に出来ないみたいです。

父も久々にシャンプーしてもらってすっきりしたのかもしれません。今の精神年齢が2、3才くらいに感じることもありますし、それくらいの子供にじいちゃんのお守をしてもらったらちょうどいいのかも…(笑)大人がまともに相手していると非常に疲れます。蓮

こういう時に限って出来ないことがやりたくなりますね。杏珠とゆっくり遊びたいとか、ドレス作りたいとか。ロングとスーパーロングのウィッグが届いているにもかかわらず試着する余裕もなかったりするのでした。玲 お絵描きにすらかなりの気力が必要な感じですもんね~。嶺 心身共に疲労困憊な感じです。蓮

Web拍手ありがとうございます。

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 「さんさん録」1巻 こうの史代・著

夕凪の街 桜の国」の作者の新刊です。たまたま近所の書店で見つけたので購入してしまいました。

妻に先立たれた参平さんが息子の家族と同居することになり、働きたいお嫁さんのかわりに主夫を引き受けます。もちろん、日頃から家事の心得があるわけではなく、頼りになるのはレシピや掃除の仕方まで、細かく書き残された愛妻のノートだったり。

そういう日々のささやかなエピソードですね。取り立てて大事件が起きるわけでもありませんし、むしろ淡々と日々が過ぎていくのですが、読後にほのぼのとした気持ちが残ります。

この人の絵柄は現代風でもないのですが、画力はすごくある人だと思うのですね。見開き2ページに一言も台詞がなく、絵だけでこまやかな人物描写がされていたりして…。構図なども表情も線の1本までも私はすごいなあ、と感嘆してしまうのです。絵の持つ表現力のすごさ、っていうのかな。決して派手ではないのですが、しごく暖かみのある魅力的な世界です。漣

そもそも妻が夫のために書き残すノート、という設定からして愛情があふれてますよね。そういう世界だから癒されてしまうのかなあ、と。劣

ともあれ、これで完璧にこうのさんのファンになってしまった私は未読のコミックスを購入するためにネット書店で注文してしまったのでした(笑)届くのが楽しみです。鍊

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