このあいだの「オーラの泉」でふと読みたくなった美輪明宏さんの本。近所の書店で見てみたら、たまたまあったのがこれだったので、とりあえず手に取ってみた。
もともとは若い女性向けの雑誌に連載されたエッセイらしいので、どちらかというと若い女性を対象に書かれているのだけれど、基本的なものは同じだと思うのよね。
やっぱり深い魅力のある人である。文化と美意識とか人間としての魅力とか、そういうものの基本は内面から自然とあふれてくる、という感覚にはとっても共感してしまう。実感としてわかる部分が多かったりするのよね。私と価値観がすごく近い人なんだなあ、と思う。
美輪さんは私の親の世代の人なんだけど、そんな年齢って全然感じない。外見も中身も年齢を超越しちゃってますね(笑)あちこちにちりばめられている若い頃の写真なんて、ため息がでるほどに美しい。でも綺麗な人が言う内面の美の意識なんだから、かえって納得出来てしまうんだよね。
外見の美の魅力なんて若い頃だけのものだって、自分が若い頃にそれを自覚していた人だから、いつまでも綺麗なのかなあ、って思うし。あまりにも見事に他の人には変えられない存在感にため息が出ます。素敵な人です。
他の本も捜してみたいなあ。あとはネットでないと手に入らないかもしれないけれど。