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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

エンパスと双極性障害の共通点かも

うちの母の場合、認知症でも「物盗られ妄想」というのは皆無です。物欲やお金に対する執着がほとんどないと思われます。これが強い人は「お金がなくなった、財布がなくなった。○○さんに盗られた」というような妄想を抱きやすい傾向にあるようです。

 

認知症というのは性格の一端を際立たせる面もあるのかもしれませんね。

 

で、うちの母の場合、いつも食べもののことばかり言っています。朝から晩まで、うたた寝して起きたら「ごはん」ですね。なんでかなあ?と考えていたら、母の子供の頃のことに行き当たりました。

 

母は昭和9年生まれです。小学校1年生の時に戦争が始まったという世代です。そのために成長期の小学校、中学校時代に満足に食べられなくて、終戦直後も食べものがなくて、常にお腹を空かせていた、というのが、現在表に出ているのかもしれません。お腹が空いているのがデフォルトだったらしいので、それを思い出してしまったのかなあ?と…。

 

それでも欲しがるだけあげるわけにはいきませんから、なんとか3色でストップさせていますが、まあ、うるさいのは確かです (^_^;)

 

いよいよコンビニのおでんのシーズンが終わってしまったので、母だけじゃなくて、私もかなりお世話になったので、さて、これからはどうしよう??と、ちょっと途方に暮れています。いまさら刻み食も食べてくれそうにありませんし〜 (ーー;) 頭が痛いことです。

 

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ところで。

 

何気にこのブログの検索ワードを見て見たら、「エンパス 就職」という語句が一番多かったですね。まあ、ちょうどそういう時期でもありますが。

 

エンパスもなあ…、いろいろなタイプがあるらしいですが、私個人に限っていえば、自分の考えと他人の考えがごっちゃになって、誰の思考だかわからなくなることはありません。…というか、考えられません。

 

これは子供の頃からの長い無意識の訓練によるものかもしれませんし、とにかく気がついたらまずしっかりした自我は確率されていました。どうやらそれが自己防衛に役立つものだという認識がどこかにあったのかもしれません。とりあえず自我とか自己を確立していれば、その後は多少誰かの共感に流されたってそんなに心配はいらないわけですよね。

 

これは双極性障害共生していく過程で、脳の病気である自覚、いわゆる「脳の誤作動」と感情と心はそれぞれ別の場所にある、と認識することで自己防衛が出来ることと共通点があるように思います。

 

「これは自分の気持ち」「これはあの人の気持ち」「これは天候のゆらぎ」「これが台風のエネルギー」とか、無意識にキャッチしてしまうものでも、意識的に分析して分類しておけばいいんですよね。

 

で、どの気持ちに共感すべきか考えながら共感する、というのも、またこれが結構無意識にわかってくるようになりますね。

 

私なんか誰に対してもいい人でなくていいし、敵を作ってもあんまり困らないから、感じていてもスルーすることだってかなりあります。歳のせいもあって、そこいらのコントロールも結構出来るようになりました。

 

ただ、今でも「ただそこにいるだけで疲れる」人ごみに行くことや、自分にとってはまったく有意義だとは思えない表面的なおつきあい(仕事などの)は避けられる限り避けています。不特定多数のエネルギーを感受するのってものすごいしんどいし。そういうものから身を守るのって「そこに行かない」ことしかないんだよね〜 (ーー;)

 

台風などは嫌でも来てしまいますが、これはまだしも私個人にはそんなに厳しいエネルギーだとは感じられません。

 

 

結局「転んだこと」は痛手になるマイナスの経験かもしれませんが、「転んでもタダでは起きないぞ」というのはいつでもプラスに変わる可能性がある体験なので、実際に自分には負けないぞ、とタダでは起きないのが私だったりします。あらゆるマイナスに見える経験が全部プラスに裏返るわけですね。

 

悲劇のヒロインをやっていたら、それも不可能なわけです。あらゆる体験を無駄にはしない、っていうのも忙しいけど悪い人生じゃないかもね、とこのごろは思っています (^_^;) だから結構幸せです (^_^)

 

 

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