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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

小出先生「子どもの被曝、IAEAに報告しているのに国民は知らない、追跡調査もしない、ひどい話だ」

こんな現状だから、いま現在も被爆し続けている人がたくさんいて、

家族離散の運命に追いやられている人たちも少なくないわけですね。

本当に無能な政府と企業の体質だと思います。

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小出先生、「子どもの被曝IAEAに報告しているのに国民は知らない、追跡調査もしない、ひどい話だ」

文字起こし部分はこちらのサイトから転載させていただいております。

http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/802.html

======7月5日分======

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。今夜7時過ぎに和歌山で震度5強東日本大震災後、関西での大きな揺れは初めてで、恐怖を覚え、ラジオを聞きました。いつも7時半から聴いている音楽番組は中断されませんでしたが、怖かったですよ。

 まず、松本大臣の辞任、平野さん、被災地の神経を逆撫でしたお詫びが要るし、言葉も情緒的との批判がありました。政治家は何をしたかではなく、成果であり、マイナスの遺産を残し、菅総理の人を見る目のなさ(辞任4人目!)も問題とのことです。仙谷氏、もう泥舟に乗りたくないという意見でした。後任の平野氏は小沢氏の派閥ですが、そこまで菅内閣に余裕なし、平野大臣、問題発言をしており、それでもやらないといけない菅総理のお粗末さを平野幸夫さん批判していました。

 原発のニュース、東電避難対象となっていないところで、チェルノブイリの強制移住の基準を超える場所が福島市に見つかりました。神戸大山口氏の検査で、福島市、93万ベクレル/平方メートルの放射能で、チェルノブイリを越えている(こちらの基準は50万)のです。市民団体の調べで、20ミリシーベルトの基準は内部被曝を考慮していないということです。

東電、100~75万円支払いましたが、今回1ヶ月に10万円/人支払います。

 そして小出先生のお話です。国の原子力安全委のことで、ある調査で、子供1000人の放射線被曝の調査を3月下旬にしていたのが明らかになり、45%の子供に甲状腺被曝があるのです。ほぼ半分なのですが、「当然、もっと多かったかも知れない」が小出先生の所感で、飯館村など、原発から離れたところの子供たちで、「近いところの子供をなぜ調べなかったのか」、3月11日にSPEEDIでどこの子供が被曝するかわかっていたのに、公表せず、子供たちを被曝させてしまったのです。それも時間が経ってからです。

 1000人の子供で、一番高い被曝は1歳の子供で、甲状腺被曝0.1マイクロシーベルト/時間であり、甲状腺被曝=50ミリシーベルト/年であり、「小さすぎる」、離されたところでの調査で、原発近くの子供はもっと被曝している、500ミリシーベルト/年の子供がいるのです。甲状腺が障害を受ける被曝です。

 審議官は精密調査は要らないと言っていますが、ケアは当然必要であり、浪江町は調査なし(原発に近く、データが必要なのに)、IAEAに1ヶ月前に報告しているのに、我々に伝わるのが遅い、IAEAに言ったこと、小出先生には来ていません。原子力推進の人には来ているかも知れませんが、小出先生には来ていないのです。IAEAの調査書に被曝データがあるのに、何割被曝していたか、調査書には書かれていないのです。IAEA原子力を進める機関で、それに支障のあるデータは知らされたくないのです。しかし、45%の子供が甲状腺被曝で、これを知らせたら、日本政府は批判される、遥か離れたところの子供で45%であり、追跡調査を日本政府がやらないとは、とんでもないことなのです。

 0.1マイクロ/時間だけなら、たいしたことのない数値と思いがちですが、「被曝は年齢、個人差が大きい」、何でもない人もいるし、大変な人もいる、全員の追跡調査をすべきなのです。

 換算するには調査の精度が荒いと審議官がいい、ヨウ素は8日で半分になり、排泄される、被曝時に調査をしないといけないのに、3月下旬だと、ヨウ素はなくなり、調査は難しいのです。しかし、調査する人はそんなことは分かっている、安全委員会がまったく機能していないのです(あるいは、数値を減らすためにここにしたかと水野さんのコメントあり)。

 事故当時に対策が必要で、1mでも遠くに避難と、小出先生3月12日に言って、しかし国はただちに影響なしと逃げていたのです。唖然です。

 私の師匠は、私の専門範囲は流体の熱物性ですが、「国際的に通用するデータを出せ」と叱咤激励され、特にデータの精度にはものすごく厳しい人でしたが、私の師匠がこの話を聞いたら発狂すると思いました。明日も、お伝えいたします。

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