今年の夏はいつもに増して暑さがこたえる。ちょっとでも涼しいうちに、と子供の夏休みの宿題のごとく、PCに向ってみたりして。
おかげさまで昨夜のうちに15万のキリ番に至った。予想よりもちょっと早めだったかな。10万が昨年秋だったからなあ。キリ番の前に復帰出来てよかったが。でもこれもリピーターのみなさまのおかげです。余裕があれば前後賞も考えたかったんですが、現在はあまり余裕がなくてすみません(汗)
ひたすらに早く秋が来て欲しいと祈る私だったりします。
★Web拍手ありがとうございます。>Chiyさま、水滴のブラシは近いうちになんとかしたいと思っております。いましばらくお待ちくださいませ。 >春音さん、おかげさまでなんとか復帰しました。リクエストもお時間いただけると嬉しいです。
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描いているものが古代日本だという関係だかどうか、いまいち関連がよくわからないが、神職の方とご縁が出来る機会があったりする。
もう10年以上も昔になるだろうか。当時大ブームを巻き起こしたアニメに巫女さんが登場していた。(詳しい人はご存知でしょうが(笑))そのキャラクターに関する同人誌を出したい、と思っている神職さん(当時はまだ学生だったけど)と知り合った。なりゆきで何枚かのイラストを描くことになり、はたと悩んでしまった。
資料がないのよね。だいたいのことはわかるけど、きちんとした巫女装束の資料がない。いいかげんに描くのは自分が嫌だったので、その神職さんに尋ねてみた。詳しい資料はないですか?って。
そうしたら教えてもらったのが通販カタログだった。古典贔屓、日本贔屓の人にはかなり有名な京都の風俗博物館を運営されている会社、井筒さんのカタログだったのだ。
そのカタログの中身はというと、神職の人の装束はもちろん、神道関係の小物だとか、お神輿だとか、お守りだとか、お札だとか。神職の人のお仕事に必要なものはすべて揃います、というカタログだった。もちろん、一般の人間にはあまり縁がない世界なので、こういうカタログがあること自体が驚きだった。
それでもって、お守りだとか、お札だとかはそれなりのセミオーダーだったりする。その段階ではあくまでも「ただの紙製品」なんだよね。御祈祷して初めてそれなりの効力を持つものになるらしい。そうなんだ。うーん…目に見えない世界だよなあ…(汗)
で、キャラクターに思い入れがあったその神職さんはキャラクターにまつわる架空の神社のお札とお守りを作ってしまった。実際にその実物をいただいたんだけど、「火川神社」と、しっかり描いてある。「あのー、これってどれくらいホンモノの効力があるんでしょうか?」と聞いてみたら、なにやら曖昧にされてしまったんだけど、ホンモノ仕様のお札とお守りはコミケできっちり完売したらしい。
肝心の同人誌の方はその神職さんが多忙で、とうとう計画倒れに終わってしまった。ああいうものはスピード勝負なんだよね。時間をかけてしまうとブームが終わってしまうのがパロディの世界なんだからさあ…。幻の同人誌でもとにかくお札とお守りのみは形になったという顛末。
いまごろその神職さんは本来のお仕事もされているのかなあ。きっちりと御祈祷してお守りを効力のあるものにしてくれているといいなあ、と思う(笑)なにしろ2000年くらいの伝統がある神社なんだしね。
かくて私の手許にはカタログが残った次第。もちろん、しっかり資料としても活用させていただいている。でもさあ…、たまーに冗談でお守りとかも作りたい気分になるんだけど、資格のない人間が御祈祷してもそれってただの紙切れなんだろうね。残念。うーん、ヤマトタケルにご縁があるお守りがちょっと欲しいような気もするなあ…(笑)