お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

海外に避難も…

こういう善意の声もあります。子供たちとりあえず海外の方が安心だと思うなあ…。

http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20110401/110530/

以下、転載します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ドイツでのホームステイを、被災者へ

2011年4月1日

今回の震災、津波、そして福島原発のニュースはドイツの人々の心を揺さぶった。日本はドイツにとって、遠い国。それでも、たくさんの人々が、あまりの惨状に「ドイツで、私たちにできること」を無償で提供しようと動き出している。

 南ドイツの古都、アウグスブルクのすぐ隣に、シュタットベルゲンという小さな町がある。この町は、37年間、福島と友好関係にある。人口1万5000人の市役所に、東北大震災以来、福島のために、支援プロジェクトを展開している一人の職員がいる。彼の名は、クリストフ・シュミット。ドイツ人の父と、福島県出身の日本人の母を持つ。彼の両親は、友好関係の催しで知り合い、結婚したという。

 市役所のホームページでは、市民からの支援を募っている。シュミット氏の電話は、震災以来、被災者のために何かしたいと申し出る人からの問い合わせで、鳴りっぱなしだ。「アクティブに何かしたいが、何をしたらいいか、という問い合わせが多いです。日本へ手伝いに行くよりも、こちらから、何か助けとなることをしよう、というのが私たちのプロジェクトです」とシュミット氏は語る。

 シュタットベルゲンでは、震災被災者のドイツでの受け入れを募っているが、すでにドイツ全国から、500以上の受け入れ申し込みがあがっているという。遠い日本の見知らぬ被災者に住まいを提供しようというのは、いったいどんな人達なのか。

 大きな別荘の提供を申し出る人もいれば、ひとつだけ余っている部屋を提供しようという母子家庭の人もいる。このように、今回、無償でホストファミリーを引き受けようという人々は、震災に心を痛めた、ごく一般のドイツ人達だ。

 平均的な日本人の感覚からすれば、被災後の滞在先としてドイツを選ぶというのは、あまり考えられない。申込者はいるのだろうか。

 「残念ながら、これまでのところ、日本の被災者からの申し込みはまだありません。手始めとして、福島に住む私の親戚にも勧めてみたのですが、返事はノーでした」シュミット氏は続ける。「今すぐの避難先としてではなくてもいいのです。このホームステイ・プロジェクトは来年も継続して行います。被災者に、ドイツ滞在を休暇として楽しんでもらうのでも良い。このプロジェクトが、学校間などの長期的な交流に結びついていけば、と思っています」

 シュタットベルゲンでは、寄付をしてくれた人に千羽鶴を渡すという募金活動も行っている。千羽鶴は、主に小学校などで授業中に折られたものだ。ここで受け付けた義援金は、すべて福島に直接送られる。「このお金で、友好関係にある福島に学校が建てられたなど、形で表すことができれば良いと思います」と、シュミット氏。これまでに集まった義援金は2万ユーロ。今後も、まだまだ支援活動は続けられていく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Copyright (C) 2001-2018,Haruusagi All rights reserved.