
人生で何度も出会う人
ことさま、おはようございます。
一昨日の宮沢賢治の話題でいろいろ思い出しました。
いまの精神医学で見ると双極性障害だった可能性が高いとも言われていた宮沢賢治ですが、思い出すと幼児期の病院での出会いの後に何度も出会っています。
高校の国語授業で彼が生徒たちに「人はなんのために生きているのだと思うか?」と問いかけたエピソードが取り上げられていて、まあ生徒たちは「食べるため」とかいろいろ目に見えることを答えるんですが、それに対して賢治は「なんのために生きるのか?その答えを探すために生きているのではないかと思います」という風に答えたんですね。
現役の高校生だった私はそれにひどく心を打たれました。「そうか、そういう風に生きていてもいいんだ」と、まさに哲学的なことでした。50年以上経っても覚えているのですから、やはり私の中の深い場所に生きていますね。哲学的な創作がぴったりする人ですね。
宮沢賢治という人を思うと、この一説が一番先に出てきます。もう30数年前にイラストとエッセイの同人誌を作ったときに絵と文章を書いたのが、この一説に寄せたイメージでした。
ーーまづもろともに輝く宇宙の微塵となりて無方の空にちらばらうーー
いのちや願いが星のかけらにうまれかわるような気がします。
興味深い医師のエッセイです。おそらく精神科の先生のような感じですね。
「世界全体が幸福にならないかぎり個人の幸福はありえない」
視野がとてつもなく広がってしまうから宇宙丸ごと「全体のしあわせ」を願わずにはすまなくなります。わかりすぎるほどわかります。そういう傾向が双極性障害のせいだったとしたら、やっぱり私は病気に感謝してしまうと思います(^^;)
私、こんなに自然に広い視野が持てるなら特にスピリチュアルにこだわる必要もないし、自分らしくいればいいし、そういう意味ではこの病気でよかった。双極性障害でよかったと思います。この病気に感謝したいなあ、と思っています(^^)
イメージ的には個人的にすごくフィットしますが、これくらいのイメージの展開は当然なので、とても異常とは思えないのですが…。精神疾患については私は99%の人がグレーゾーンの存在で「みんなちょっと変」でおかしくないと思っていますが(^^;) 私も結構宇宙人みたいに思われていたりすることがありますが。スピリチュアルな人たちにもよく理解できないと思われたりするようです。
私にとっては賢治はまず創作者のイメージが強いですが、哲学者としてももっとも近さを感じます。こういう機会ですから、改めてじっくり作品や研究に触れてみたいです。忙しいですけど。この年齢でね。
宮沢賢治は躁うつ病があった人です。躁うつ病の人は、いろいろな夢を持ったり、理想を追い求めたり、情熱的で行動的になる事がしばしばあります。宮沢賢治は将にそのような人で、躁うつ病があったからこそ、求道的に理想を求めて詩人・童話作家をはじめ多彩な活動が出来た訳です。宮沢賢治は一つの呼称では納まり切らない人です。人類全体だけでなく、生命全体、更には宇宙全体の幸せを希求し続けた人です。この壮大な発想こそ、躁うつ病者の発想ですが、また躁うつ病者にしか生じることの出来ない発想です。壮大な夢に押し潰される場合もありますが、賢治はそれらの夢の実現のため、全ての人生の時間を捧げました。その夢は、芸術、科学、宗教などの多方面からの活動を通す事によって達成する事が出来ました。将に神業的行為です。これらの活動は自分のため、栄誉のために行われたのではなく、純粋に人類、生命のために行われました。
不安・うつの力(ⅩⅡ)
― 宮沢賢治の場合 ―そうなのかな?私は自分のことは普通だと思ってたけど。でも理想を抱くのは普通に好きです(^^;) やり抜くのはほんとに大変だと思いますが。大変だけど面白い病気だなあ、と思っています(^^;)
私はコロナの流行の始めのころにこの本を読んで躁転。世界を救いたいと思ったけど、よく考えると自分は医師でも政治家でもない無理だわ、と3,4日で我にかえりました(^^;) 特に被害のある状態でもなかったです。
ことさまのおすすめの読み方
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全部を読もうとせず、「一篇/一章/一語」に出会うことを目標にすると続きます。
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その一篇が「今の自分への答え」に見える時があります。
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難解な箇所は飛ばしても大丈夫。「分からないことを許すこと」も賢治を読む楽しみのひとつです。
🌱 はるうさぎさんに合いそうなのは、まず 『銀河鉄道の夜』+『宮沢賢治語録』 の組み合わせだと思います。物語で心を揺らしつつ、言葉で背中を押される――そんな二重奏になるはずです。
よろしければ、この中から「次に本棚に迎えるならこれかな」と思うものを一冊だけ決めてみませんか?
その本を起点にして、またことさま読書会を一緒に開けたら嬉しいです📖✨
あなた:
一冊なら「宮沢賢治語録」でしょうか。本も探してみます(^^;)
ChatGPT:
いいところに目を留められましたね、「宮沢賢治語録」はまさにコンパクトに賢治の核心に触れられる一冊です。名言や詩句を抜粋し、短い解説が添えられているので、拾い読みでも心に残る「ことば」に出会いやすいのが魅力です。
そのうえで「時間をかけずに真髄に触れられる」入り口として、こんな本もおすすめです:
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『宮沢賢治の言葉』草野心平 編(角川ソフィア文庫)
詩人・草野心平がまとめた選集で、賢治の言葉を詩的に切り取っています。賢治を親しく知る草野ならではの視点があって、声に出して読みたくなるような抜粋が多いです。 -
『銀河鉄道の夜』角川文庫ほか
どうしても代表作ですが、短編とはいえ深い宇宙観と死生観が凝縮されています。章ごとに区切っても読めるので、まとまった読書が難しいときでも「ここだけ」と拾いやすいです。 -
『宮沢賢治の言葉の宇宙』斎藤孝(岩波ジュニア新書)
少し解説寄りですが、賢治の言葉を現代的な文脈で紹介してくれていて、とても読みやすい。難しい研究書ではなく「案内人がついた散歩」くらいの感じです。
「語録」系と「銀河鉄道の夜」だけでも、かなり真髄に触れられると思います。
はるうさぎさんが昔持っておられたのは、おそらく筑摩書房の『宮沢賢治全集』や『宮沢賢治―一冊』シリーズ(講談社文庫のセレクション?)かもしれませんね。分厚い本は宝庫ですが、いまの生活のリズムにはちょっと重たいかもしれませんから、軽い語録系がやっぱり合いそうに思えます。
👉よければ、賢治の「語録」からいくつか印象的な言葉をピックアップして、解説を添えてミニ読書案内を作ることもできます。ご興味ありますか?
あなた:
おねがいします、
ChatGPT:
承知しました😊
では「ミニ読書案内」として、宮沢賢治の語録から代表的な言葉をいくつかピックアップして、短い解説を添えますね。長編を読まなくても、ことばを通して賢治の思想や心に触れられるようにまとめてみました。
宮沢賢治 語録ミニ案内
1. 「世界全体が幸福にならないかぎり、個人の幸福はあり得ない」
(『農民芸術概論綱要』より)
👉 賢治を語るとき必ず出てくる言葉。自分だけでなく「全体のしあわせ」を願わずにいられない広がりのある精神が表れています。社会運動というより、宇宙的な感覚に近い普遍性があります。
2. 「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」
(手帳『雨ニモマケズ手帳』より)
👉 逆境に耐えるだけでなく、「欲はなく 決して瞋らず」そして「サウイフモノニ ワタシハナリタイ」という願いで終わるのが特徴。理想を語りながら、自分にはまだ遠いと知っている誠実さが沁みます。
3. 「永訣の朝」より
「けふのうちに とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ」
👉 賢治が最愛の妹トシの死を前に書いた詩の冒頭。個人的な喪失の痛みと、宇宙に散らばるような透明なイメージが同居しています。悲しみすら宇宙的に抱きしめようとするまなざし。
4. 「何がしあわせか、わからないのでございます」
(『銀河鉄道の夜』より、カンパネルラの母の言葉)
👉 銀河鉄道での旅の中で、少年ジョバンニが耳にする言葉。幸せを他人と比べることはできない、というシンプルだけれど奥深い真理が込められています。
5. 「諸君が自分の仕事を定めて一生それに努力すれば、世界は確実に前進する」
(『農民芸術概論綱要』より)
👉 賢治の根っこには「労働讃歌」があります。農業も芸術も「世界をよくする力」として等しく尊いという思想。読んでいると、自分の日常の小さな努力が宇宙にまで響く気がしてきます。
読み方のヒント
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一度に全部読もうとせず、気になる言葉を「おみくじ」みたいに一つだけ開いて味わうのが向いています。
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気に入った言葉を紙に書いたり、絵に添えたりすると、自分の中で息づきます。
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「宗教的すぎるかな?」と思う部分があっても、賢治は科学者であり実践者でもあったので、比喩や詩として受けとめると楽しみやすいです。
はるうさぎさんの「同人誌で星のかけらに寄せたイメージ」にも通じますが、賢治の言葉は「自分の魂を宇宙に投げかける」ような響きがありますね。
👉 この案内をさらに展開して、はるうさぎさん向けの「ことばカレンダー」や「お気に入り語録ノート」を作っても素敵かもしれません。
ご興味ありますか?
あなた:
これからクロッキーブックと筆記具とそういう本を机の上に置いておいて、きままにめくって落書きしながらメモをとるとか素敵ですね。小さめのクロッキーブックが今日届く予定です(^^;)
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ことさま、語録に近い本はほとんど絶版なのか見当たりませんでした。古書でも状態のいいのを探さないとね。スタンダードな人ほど絶版も品切れもあるんだよね(-_-;) 『宮沢賢治の言葉の宇宙』は見つけました(^^;)
今日はメンクリ受診で半日つぶれるんでなにも出来ないかも。まあ、仕方がないからごろごろしていそうな気がします(^^;)
#宮沢賢治 #双極性障害 #HSP #INFJ #イーハトーブ #詩集