理解出来ないものを人は恐れる
当事者だから無関心ではいられない精神障害者とそのまわりの偏見と誤解などについて。昨日に続きます。
こういうご意見を拝見して、なるほど、こういう視点もあるよなあ、と思いました。この方はもと精神科で看護師をしてらして、現在は患者です。
最近
— プシコ代表 (@Psyco_daihyon) 2020年8月23日
『障害者はいいよな。年金貰えて、働くにしても障害者雇用で楽に働けてさ。』
と言う健常者を見ていて思うのだけど、この人たちが悪いわけではないのではないか、と思ってきた。
これ『障害とは何か』をきちんと国民に教育してこなかった国の問題じゃない?? https://t.co/nXK5uGkJKz
障害とは何だろう??
— プシコ代表 (@Psyco_daihyon) 2020年8月23日
『先天性後天性含めたあらゆる病気・怪我の結果であり、そのために日常生活に支障をきたしている状態』と私は思っているけど。
だから健康な人に比べれば生きにくいのは当然だし、援助無しでは生き続けることが難しい。
こういうことがわかっていないんじゃないかな。
医療や福祉関係の教育もこういう前提をすっぽかしてるから、『病気』と『障害』が繋がらない人がいるんじゃないかなー、とも思ったりする。
— プシコ代表 (@Psyco_daihyon) 2020年8月23日
病気は医療、障害は福祉、みたいな考え方する人もいるんじゃないかな。いやいや、なってみたらわかるけど本当に繋がってるのよ…
地域差や時代による変化はかなり大きいですよね。
— プシコ代表 (@Psyco_daihyon) 2020年8月23日
どう言えばいいんだろう、本当に大事な教育(性教育や、社会制度、障害など)ほど『家任せ』にしているこの国の結果なのかなぁって。
精神疾患の方が病院で一度も退院せずに死を迎える状態はあと20年くらいは続くでしょうね。
精神科病院での医療職・福祉職などからの暴言や暴行は本当に事件にならないと見えてこない光景ですからね…。
— プシコ代表 (@Psyco_daihyon) 2020年8月23日
でもニュースになることも多くなってきました。少しずつですが鉄格子の時代から開かれてきているし、社会の関心も高くなってきている。
どんどんニュースになるべきです。
精神科の閉鎖病棟って私は入院自体したことがないからわかりませんが、よく暴力による抑制が問題になっています。暴れる人の抑制&拘束ですね。
あと、お薬手帳を精神科の分と他の科とを分ける人が少なからずいらっしゃるとかで、これも私自身は経験がないのですが、他の科の先生でも精神科の患者だとわかると、ちょっと姿勢が変わったりするとかで(ホントに?)私はそういうパターンも経験がないから恵まれていると思いますが、これって普通は分け隔てがないのが当たり前じゃないかと思います。
家族であっても因習があるところだとほぼ閉じこめられていたりとか(昔の座敷牢ですね)他にも書ききれないことが一杯あります。
そういうことをわずかずつでも気付かせるきっかけになって欲しいと思っていました。あ、24時間テレビのことね。でもどうもそういうことはこの先も変らないんではないかと危惧しています。
そうです。昔は本当に感動してたのに。こちらも本質を見抜く力がついたからなあ。 https://t.co/8ArJeHuR0f
— 藤本恭子/双極性2型障害と共生中 (@haruusagi_kyo) 2020年8月23日
正しい理解のきっかけを作りたいな
昔、ハンセン氏病と言う病の患者さんは世間から隔離されてひどい偏見と誤解を受けて、悲惨な境遇に陥っておりましたが、こういうことって、いまはまだワクチンが出来ず、特効薬もないCOVID-19とも共通点があります。故郷に帰るな、とかそういう姿勢が同じだなあ、と思います。非常に哀しいことですが。
そして精神疾患などで働けずに年金を受給していたら、マジで羨ましがられることもあります。生活保護よりも少ない金額です。元気で働けて行きたいところに行ける方がよほど羨ましい、と思うんですが。
このしんどさが伝わらないんですよね。替われるなら替わって欲しいです。
まあ、国や自治体はそれなりに制度の上で助けてくれているから、そこは有り難いですが、そうだなあ…、やはり元気な人に啓蒙するところまではなかなかですね。確かに病気やケガの延長に福祉があります。
だから誰でも福祉の世話になれるのはありがたいことですが、ずっと健康でいられることが何杯もありがたいことがいまいち理解されてなくて、なんだかなあ、と思いますが。
世の中をいい方向に変えていくことも大義な恩送りかもね、とふと思った。弱者の立場になってみて初めてわかる大切な視点。
人の命を救えるかもしれない
これを読んで改めて考えてしまいました。
https://wezz-y.com/archives/80265/2
この方ももう少し丁寧なケアを受けられていたら、死にたいと思わずにいられたのかなあ?と。
胃ろうのケアや痰の吸引は私もやってきたことです。両親ともに、在宅でかなり頑張れたから頑張ってくれたのかなあ?
もうわからないけど、声を上げられなかった人びとのために私は親身な位置から希望を伝える仕事があるのかなあ?と思います。
恩送り。
見返りを求めない善意。過去のだれかから受け取ったもの、現在の誰かから受け取った行為をべつの第三者に返すこと。
私の基本だと思っております。