お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

どちらにしても私は真剣に生きているとは思う

 

不動産屋さんと真剣なやりとり


いやー、まいったなあ。また寝込んでしまった。あ、昨日ですが、午前中にクリニックを受診して、帰宅したら不動産屋さんから電話があったので、来ていただきました。

 

いまのやりとりを9月の末まで延長する契約だったんですが、とにかく今、市営住宅に応募しても倍率が高くてなかなか当たらないことや、仮に当選しても、申し込みから入居までに3〜4ヶ月はかかること、そのあたりのことはメモ的な文章にしてお渡ししました。

 

どうもあちらの意向としては今年中になんとかしたい、空けて欲しいというのがあるらしく、「1Kの部屋を二つくらい用意はできますし、当選するまで一時そちらにどうですか?」と言われました。「引っ越し費用くらいは出しますし」と。

 

引っ越し費用は出ても家賃は出ないよね。しかもふた部屋の。

 

手続き一切は当然自分がやるんだし、それが自由に動けないから嫌だと言ってるんで、死ぬまでに必要な費用の計算はしてあります。だから無駄遣いはできない、とも言いました。その辺のしんどさがいまいち伝わっていない気もします。

 

諸々の条件でダメだったら白紙に戻っても仕方がないとも思っています。一時引っ越しの件はきっぱりお断りしました。まだお金をもらった訳ではないですし。賃貸の場合でも居住権は強いので、持ち家の場合はさらに強いと思います。

 

昨日、クリニックの先生にもそれは言われましたし、以前、Tさんにも言われているし、皆さんのいただいたアドバイスでも妥協はしない方がいいと思って…(^_^;)

 

わざとやっているわけではなくて、コネとかが一切効かない公営住宅の事情(それ自体は正しいと思いますが)と、需要に供給が追いついていない現状がよくないのでは?と思ったりしています。

 

今の不動産屋の担当さん、若い頃に住宅供給公社に勤めていたことがあるとかで「だったらつてはないですか?」と言ったんですが、引き受けてもらえなかったのは、無理だということでしょうね。昔の話だよねー、コネクションが存在したのは…。

 

で、その人よりも私の方が市営住宅の事情に詳しいのはなぜだ???

 

せめて現在の2〜3倍の軒数を増やしてもらったら借りたい側としては助かると思うんですけどねー。

 


でも、その不動産屋さんとのやりとりで半端なく疲れました。で、夕方はダウン…(ーー;)

家関係のことは相当気を強く持たないと、深い鬱の穴に落ちる危険があるので要注意です。

 

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 生涯無名の素晴らしき人生


うつになる直前の5年間、私は表装会社で掛け軸を作る仕事をしていました。一部機械化されてますけど、やはり人の手が必要な部分が95%くらいあって。

 

表具師さんもいましたが、ほとんどは普通のパートの女性の手仕事です。私も仕事に並行してやりかたを学びました。

 

仕事しながらプロからアマチュアまでのたくさんの書画が鑑賞出来たのは眼福でした (^_^) 子供たちのかわいい作品もあったしね (^_^;)

 

立ち仕事で足がむくむのを除けば仕事自体は嫌いじゃなかったです。でも徐々に体調が悪くなってきて、ふと人生の残り時間を感じてしまって、それらのすべてを他人の作品を飾ることで終わらせてもいいのか?と思ってしまいました。

 

そう思ったら、無性に「自分の作品が描きたい」と思うようになりました。

 

で、とうとう勤められずに会社をやめて、精神科に通うようになります。それが2002年頃かな?その時すでにiMacAdobeのソフトは手に入れていたので、それを自分で学ぶことは面白かったです。私は基本的に独学が性に合います。

 

以後は、寝たり起きたり、親の介護をしたりしながら、お絵描きに専念して現在に至ります。

 

そのへんからどうも私は職人的仕事よりも絵が描きたいな、とわかったんですよね。

 

道具と場所があればいまでも掛け軸は作れると思います。でも今は立ち仕事そのものが無理… (/_;) 年齢のせいもあるし、やはり双極性障害と介護でなんとなく受けたダメージは目立たないけどあると思います。

 

 

 

さらに昔、デザイン会社に勤務している時に見せてもらった、某大工さんの遺作である花鳥画の画帳(まったくの趣味のもの)にえらく感銘を受けて、生涯アマチュアでいいから続けたい、と思ったことは大きいです。

 

「好き」というだけであれだけ見事な絵が描けるんだなあ、と感動しました。見た瞬間にその大工さんがどういう気持ちで楽しげに紙に向かっていらしたか、手に取るようにわかってしまって (^_^;)

 

大工のプロが手慰みで生涯続けた絵、というのは素晴らしかったです。名前も知らない方ですが、その人の人生がぎゅっと凝縮されていた感じ。こんな生涯もあるんだなあ、と思いました。以後、その見知らぬ大工さんの人生は私のお手本のひとつになりました。

 

私の人生の師は無名の人が多いです。それでいいのかもね、と思います (^_^;) 

 

 

 

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あ、そうだ。今のような突然の睡魔とか、睡眠負債のような状態は双極性障害ではありがちな症状らしいです。先生に尋ねて「あ、そうなんだ」とちょっと安心しました(^_^;)

 

 

 

 

 

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