たとえばお絵描きに集中してしまったとか…
昨日は、何度か時間を飛び越す感覚を味わいました。だいたいお絵描きが佳境に入ってくるとこういうことがよくあるんですが、ものすごく集中している状態で、何時間か経ってから、あ、しまった、肩こりがやばい、とかやっと気がつくわけですね。
それと私はMacを立ち上げている時は、大抵メーラーとブラウザも立ち上げています。調べ物しながら描いたりしてるんですが、これも忘れていて、ふと気がつくとメールが何十通もたまっていたりします。
線画とか、そういう段階の時はモニタの隅っこで動画を見たりも出来ますが、画像が重くなってくると16MBのメモリでは足りなくなってきます。やっぱり32MBくらいは欲しいなあ、と思う…。
私がそこまで過集中(っていう言葉あるのかな?)できるのはやはりお絵描きしている時しかないですね。それかものすごく好きな本を読んでいる時くらいかな…。この「集中する」という行為が大事な「群れの中のソロタイム」なんだそうですが。
群れないことの効用について
…そういうわけで、この前のオランウータンの診断が面白かったので、つい手が伸びてしまいました。
SOLO TIME (ソロタイム)「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である
- 作者: 名越康文
- 出版社/メーカー: 夜間飛行
- 発売日: 2017/06/12
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内容は…オランウータンの私が日頃なんとなく考えていることや、やっていることをわかりやすく解説してもらった感じがします。
毎日の中に積極的に一人になる時空間を作ろう。
私たちは何かに集中している時、「群れ」からの評価を気にせず、自分の内側にある、自分だけの尺度で物事に取り組んでいる、ということです。
(中略)周囲から見て、どれほどそれが無意味で無価値に見えようとも、その人の集中を邪魔してはいけません。なぜなら、「群れ」からの評価をまったく度外視して、時間を忘れて対象に没入している時だけ、人は純粋に学ぶことの喜びを感じることが出来るからです。
…そう、これホンマに至福の時間やわ〜o(^-^)o
すでに自分でやっていた…
第4講以降は具体的にどうすればいいのか?について書かれているんですが、その中の8割くらいは、すでに自分でもやっていた…。
身体の声を聞くこととか、古典やSFに触れるとか、拭き掃除だとか、習慣を変えるとか、違うキャラになるとか…そのへんですね。
違うキャラになるなんて、イマジナリー・フレンドと同調すればいいんだからすごい楽 (^_^;) 呼吸法は20代の頃に独学で(本を見ながら)ヨガをやっていた関係で、いまでも腹式呼吸なんですよね。
プチ断食と夜中の散歩はさすがにやりませんが…。それらを除いても8割くらい。なんかあたりまえにやってたなあ、という感じです。
もう、人間関係のしがらみが重い、とか毎日の生活に虚しさを感じるとか、そういうことに思い当たる人はすごく参考になるかもしれません。
私が言ってもあんまり説得力ないと思いますが、精神科の先生の話だとそれなりに説得力があると思うんですね…。
で、日常の中で、時間を忘れて集中することには意義があって、そういうものを持っているお子さんは邪魔をしないでそっと見守ってあげるとか、それが一番大切なんですね。ちなみに私はマインドフルネスという言葉を聞くと、自分の集中する創作の時間を思い出します。
きょうはまだ続きがあるけど、もうじき完成が見えてきた時ってすごく嬉しい。そんなにいい作品にならなくても「描いていること」自体がものすごく幸せなことなのですね… (^_^;)