お互いさま おかげさま ありがとう

両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

「ピグマリオン効果」と「お互いさま」と感謝の気持ち

休むといいながら、書いている私…。すみません。お金儲けに無関係だからこそ維持できるモチベーションだと思っております(^_^;) 本末転倒になったらおそらく続きません。そういうのが私のブログだと思います(^_^;)

 

頭痛はまだ薬を飲むレベルではなくて助かっております。

 

 


まだ父の介護をしていた頃だから8年くらい前かな?と思いますが、はっきり覚えていませんが、当時から私は渉外担当のような感じで、しばしば役所に出入りしておりました。

 

ある時、なにかで非常に腹を立てたことがあって(多分お金のことだと思いますが)ばたばたと役所に走って行ったことがありました。で、課の窓口で話そうとしたら、感情が高ぶっていたためにか、先に出てきたのが言葉じゃなくて涙でした。

 

そういうつもりではなかったんですが、いい歳した大人がボロボロ泣いていたから、役所の人もさぞかし驚かれたでしょう。ストレス溜まりまくってましたしね。止められなかったんですね。私は人目を気にしませんから、そのまま泣きながらなんとか要件を伝えました。

 

そうしましたらば、その担当の方が非常にいい方で、私と同年輩かな?という男性でしたが「大変でしたね。私も妹と二人で実母の在宅介護をしているんですよ。だからよくわかります」と言って、他の人とも相談しながら、制度の中で最も無理がなくて経済的に楽になる方法、というのを選択&登録してくださったのでした。

 

当初の怒りはどこへやら。帰るまでにはその方に心から感謝してしまっておりました。よほど見かねてくださったんだなあ、と思います。

 

 

 

他府県でやはり公務員をしている友人が、私の後でかな?自分も窓口で似たような経験をしたそうです。やはり介護面とか経済的な苦境を訴えてこられた女性が、ボロボロ泣いておられて、そういうのを見ると、「なんとかしてあげたい!」と強く思ったそうで、そういうのがやっぱり人情というものなんだなあ、と思いました。

 

 

以来、私は役所関係の窓口に言ってもいつも誰にも親切に対応していただいております。上記の方は異動で別の部署に移られたのか、以後はお見かけしませんが、いまも感謝しています。あ、いまはもう泣いてませんよ〜。あの時は相当追い詰められていたんだなあ、と自分でも思いますが。

 

 

 

 

で、先日見かけたのがこの介護関係の記事です。

 

kaigolab.com


「人間は、誰かに期待されると、その期待にそうように成長する」

「相手にかける期待の強さが、相手のありかたを変える」

 

負担になっては逆効果ですが、負担じゃないこともありますね。それが「感謝」です。

 

あれ以来、私は無意識のうちに「感謝」から始めていることに気づきました。

 

それでなくても私は病がちなタイプですし、いろいろと重いものも背負ってるし、それでもなんとかやっていけているのは、実に多くの人たちのおかげであると実感できた次第です。

 

人間は社会的な生き物で、一人きりで生きてはいけないから、お互い様だというのは基本ですし、あくまでも対等で自然な感謝の気持ちが持てるようになったんですね(^_^;) 上も下もありませんから、卑屈になる必要も奢る必要もありません。それってすごい自然で気持ちがいいですね(^^)

 

 


母などは家族にまで「お礼を言うて」と言うくらいだから、おそらく日常的に「おおきに、ありがと」って言ってるんじゃないかと思います。

 

こういうことが実は高齢者施設での虐待の防止にもなっていると思います。「ありがとう」と言われて悪い気がする人間はいないでしょう。ましてや本心からの感謝の言葉は必ず相手に通じると思います。母はそういう気はなくても結果的に自分をも守りつつ、まわりの人に感謝しているんだと思います。

 


…これですよね、きっと。

 

高齢になって、施設に入るようになっても、そこで力を発揮するのはこの「感謝の気持ちがこもった言葉」じゃないかと思います。おそらくはお金よりも大切な要素になるんじゃないかなあ…。

 

出来ることなら死ぬ間際まで、感謝の気持ちと言葉を忘れない人間でありたいなあ、と願います(^^)

 

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