私は現在「ココナラ」でブログのヘッダーやFacebookやTwitterのカバーを作るサービスを出品しています。
その際に経験した、クライアントさんたちの結構無茶なご要望のあれこれを。
受注ページです。
https://coconala.com/search?keyword=haruusagi&search_form=header_pc
1.
「明るい宇宙のイメージでお願いします」
「明るい宇宙、ですか?」
素材探しに悩む。私は安価だけれども一応有料で使わせてもらえるサイトをよく利用している。
見つからないので、NASAのギャラリーまで行ってみたけど、やっぱりイメージじゃないなあ…。
宇宙の写真を赤系の色調整して試作してみた。このごろ、この試案をたたき台にすることが多い。
あらかじめ修正を覚悟しているし、お客さんも具体的な希望が述べやすいから…。
「あの、もうひとつ、明るい感じで作っていただいて気に入った方を選ばせていただけませんか?」
そういうことで、別パターン。本物の宇宙の写真のこだわりは捨てた。
かわりに虹が出ている青空の写真を使う。半透明の白で惑星を置いてみる。星も置く。
幻想的に鳥を飛ばせてみた。
結果、大変気に入っていただけて、最初の注文のFacebookのカバーだけでなくて、
ブログのヘッダーも同じデザインで作らせていただきました(^_^;)
2.
「テーマは恋愛のサイトです」
「でしたら、ピンクとかオレンジとか、そういうテーマカラーですかね?」
「シンプルがいいです。タイトル文字も入れて」
明るい笑顔とポーズの若い女性の写真で試案作成。
「あの、日本女性ですと、アダルトな感じになる危険があるので、できれば外国人女性の雰囲気のある写真でお願いします。もっとファンシーなカラーで、イメージはサン⚪︎オのキキララですね」
サンプル写真だとすごく大人っぽい雰囲気がある、映画とかファッション雑誌のような
感じなんですけど…。そこへキキララを合わせるんですか?これも無茶ぶり(ーー;)
頑張って外国人カップルの写真を探してアレンジしました。
キキララほどではないにしても、ちょっとパステルカラーで星も飛んでるし。
それでご満足いただけました (^_^;)
3.
「このYさんのアルバムジャケットみたいにしたいんです。Yさんのかわりにここに立ちたいです」
夕暮れの海の中に膝まで浸かって立つYさん。
「いや、著作権があるからこのままでは無理です。似たような写真を探します」
でも夕暮れの陽の角度だとどうしても海も反射してオレンジに染まるよ。もともとのYさんのジャケットって海が青いから、合成とかじゃないのかなあ??(疑惑)
見つからないので、オレンジの海で妥協してもらえないかと交渉。
スーツ姿のクライアントさんの写真を切り抜いて、膝まで海に入れてみる。
これも相当無茶ぶりだけど、色調整とかなんとかでレタッチの工夫。
「やっぱり海だけは青い方がいいんですが、無理ですか?」
なんとかしましょう。で、また色調整と文字色もブルー系に。
「もともとのアルバムタイトル入れるとまずいですかね?」
「うーん…。タイトルそのままはちょっとまずいと思いますよ。検索しても見つかりませんが」
「じゃあ、言葉をこう変更してなるべく似た書体でお願いします。
この方がYさんの熱心なファンだというのはよくわかります。(私もファンだし (^_^;))
結局、全体のイメージとしてはもとのアルバムのパロディっぽい感じで仕上がりました。
でもクライアントさんが初めて注文して「よかった」と満足されていたのでよかったです。
手数料25%取られるけどね。クラウドソーシングというのは手数料で儲けているんだと思います。
でも、こういう無茶ぶりになんとかお応えしようと努力しているとフォトレタッチの腕が上達します (^_^;)
Photoshopはもともとフォトレタッチソフトですが、私は98%くらいお絵描きに使っています。でもお絵描きに使っていても自然にフォトレタッチの腕は身に付いているもんだなあ、と改めて思いました。
実際の作品を載せられないのはあれですが、もしもご希望の方がいらしたら、どうぞお申し込みくださいませ (^_^)
かなりの無茶ぶりなご要望にも頑張ってお応えしております。