このごろの私、なかなか眠れないこともあるのですが、そういう時は別として､一度眠ってしまうと､今度はなかなか起きられない感じで眠りが深い気がします。
いや、微妙に違うかな。たとえば寝る直前に薬を飲んだりすると、夜中にトイレに行きたくなったりするんですが、それはわかっていても脳の方が起きてくれなくて、眼も開かないし、結局覚醒しなくて、朝まで我慢して寝ているような感じです。デパスのせいかな？２錠しか飲んでないけど…。金曜日に受診するので聞いて見よう。
昔は寝たらよく夢を見て、それが結構楽しかったんですが、このごろ夢もほとんど見ていないし､見ても覚えていない状態で、ちょっと寝る楽しみが減ったような気もします。
突然ですがお酒の話です。
私が初めてお酒を飲むようになったのは勤め始めて自分で買えるようになってから…ですね。20代半ばです。
最初はスパークリングワインでした。非常に軽い感じの国産のスパークリングワインですね。
勤めていない時は飲みませんでしたが、仕事を始めるとまたお酒を飲むようになって、次は国産のワインでした。いろいろ飲んでみて、結局は安価な国産に赤ワインに行き着いたような…。それでも毎日の規定量以上は絶対に増やさない、飲まない、というのは守っていたので、アルコールには「手足の先が冷えて眠れない」体質の手っ取り早い薬みたいになっていた気がします。
面白いもので、体調がいまいちだと手足ではなくて、顔ばかりがのぼせたりします。そういう時は「ああ、無理しないようにしよう」というサインにもなりました。いまでもこれはありますね。顔に来る時は調子があまり良くないです。
手足が冷えることに対して飲むアルコールだから、夏場はほとんど必要がなくなります。むしろ飲むと暑くなって不快。だから夏はあんまりお酒は飲まないな。お酒が好きなのか嫌いなのか微妙な感じです。
んー、それでもお知り合いの山形の造り酒屋さんが新酒を送ってくださった時は、初めて日本酒が美味しい、と感じました (^_^;) 伏見の人間なのにね。要するに口当たりがいいのでないと駄目みたいです。焼酎は一時期、ウーロン茶割で飲んでいたこともありましたが、美味しいとは思わなかった。ウィスキーもそうです。チョコレートの一緒の時だけ美味しいと思うから、どっちかというとやっぱり甘党みたいですね (^_^;)
ビールに関しては､条件的に「美味しい」と感じる状況があります。まず外出先で、用事があって、頑張ってそれを片づけて、喉が渇いたねーとレストランに入って飲む生ビール、それも黒生というのが最高に美味しかったです (^_^;)
なんでかなあ。ビールは缶だと美味しくないんですよね。居酒屋なりレストランなりで飲まないと。
父もそれはよくわかっていて、たとえばデパートに会社関係のお歳暮やお中元を送りに行く時には必ずついてきて、買物のあとでビアレストランでの黒生を飲むのを非常に楽しみにしていました。私もその味を覚えてしまったので、お店で飲む黒生、というのが一番好きです。
父は脳梗塞で嚥下障害がありました。だから胃ろうで過ごしていましたが、ある時、ビールを飲ませたくなって、往診の先生に尋ねると「ちょっとくらいなら…」と許可が出たので､胃ろうからコップ半分（100cc弱かな？）をあげたんですが…。
やっぱり胃粘膜に直接吸収されるから、おまけにアルコール自体が久し振りで、すごくよくまわっちゃったみたいで、「ひえ〜」と言ってました。眼が回ったのかな？？ちょうど来られたマッサージの先生が「水分上げて外に出してしまいましょう」と提案されて、まあ、そうしたんですけど…。ちょっとあれは意外性があって面白かった、というと父には申し訳ないですが、それから二度とやらなかったのは言うまでもありません (^_^;)
で、父が亡くなった日、役所関係の用事を済ませて帰宅すると、綺麗に大島の着物を着せてもらった父がいるんですね。せめて一晩うちで一緒に過ごそうということで、式場に行くのは翌日にしてもらって。
たまたまコンビニで缶の黒ビールを見つけた私が、買ってきて、父のベッドの横に座って､二人でささやかに乾杯しました。
…やっぱり缶はいまいちだったから、ちゃんとしたお店で黒生飲みたいなあ。その時は父の写真も一緒に行くつもりです。7年経ってもいまだかなわないのはやっぱり私の体力と気力に余裕がないからかもしれません。
自分が食べたい抹茶のパフェだっていまだに食べに行けてないもんね。ことしの目標の中にそれも入れておこう、と決意してみたり… (^_^;)
