このところ意欲も気力も減退低迷していたので、なにか元気のもとになるものがないかと思ったら、私の場合はやっぱり読書しかなかったみたいです (^_^;)
それもあまり重くないのがいい、と言う時は主に漫画かな。
久しぶりに碧也ぴんくさんの「非常ノヒト」を読み返して感動を新たにしておりました。
平賀源内が主人公の話です。
この時代の彼のまわりには「誰もやっていないことをやらないと」という使命感に燃えた人が多くいて、杉田玄白などもその一人です。で、杉田らの努力によって「解体新書」が世に出たわけですが、その挿画を描いたのが源内の弟子でもある小田野直武です。「非常ノヒト」でも大変重要な役を担っている直武ですが、なによりも絵師(本業は武士ですが)ということで心惹かれました。
あまり詳しい資料が少ないようなので、とりあえずフィクションで描かれた直武本を2冊。
こちらは昨夜一気読み。平賀源内という人は知るにつれ、引き裂かれるような孤独に満ちた人で、胸が痛むのですが、この物語の終結も哀しかったです。いつの時代でも時の権力者に翻弄されていく人が少なくないということでしょうか。
「絵を描くのは本能のようなもの」という一分が心に残りました。
こっちはまだこれから読む本です。
源内のまわりには興味深い人がたくさん集まっています。司馬江漢なども。少しずつ趣味的に探求していきたい世界です (^_^;)
徐々に気力も充填中 (^_^;)