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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

良き自立のためには良き相互依存が必要だ

昨日はスーパーに買い出しに出かけ、午後からは給湯器の取り付け工事だったので、なんだかえらくくたびれた気がします。私にとって「外で買い物をする2時間」の疲れ方は「40時間のPC作業」よりも強い、という事実を確認しました。やれやれ、です…。

それでもまだ終わりには遠いので、地道にPC作業を続けています。素材のページの内容はいまのままで別サーバにした方がいいのかな、とか考えつつ。容量の問題ではなくて、ファイル管理の問題になるのですが。お絵描き用の素材の数も半端じゃないですし… (ーー;)

「花うさぎ」の方はすべてが終わってから考えようと思っています。更新をストップさせるかもしれないし、あるいはどこかのブログに移すというのもありますが、まだそちらは先の話ですね。

 このごろちょくちょく思い出すドラマ「日本の面影」。ちょっと調べてみましたら、もう30年近く昔の作品になるんですね〜。私もまだ若かったからなあ…。

「日本の面影」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%9D%A2%E5%BD%B1

http://marilyn-m.at.webry.info/201005/article_6.html

なぜにこのドラマが印象深かったかといいますと、比較的強く心に残ったのが、ハーンと彼の親友、日本人教師・西田の心の交流と、この二人の交流を「良き自立のためには良き相互依存が必要だ」という言葉だったんですね。

10代の頃からもやもやしていたことに見事な答えが出たような気がしました。当時の私には彼らの繋がりに相当するような親友がいたからです。

10代の私は見事な自己嫌悪の塊で、始終自信が持てない人間でした。が、この友人と出会ってつきあうようになってから、自己嫌悪などどいうものはキレイにどこかへ消えてしまいました。その他のあらゆる物事についても彼女とは本当に「良き自立、良き相互依存」の関係だったと思います。

で、さらに振り返ると、私はいままで誰かに隷属して生きてきたことなんかなかったなあ、と思います。経済的な面ではともかく、精神的な面では自立心が高かったように思えます。

それでも実家を出なかったのは、徐々に親との間でも良き相互依存の関係に変化していったのでは…、と思えたりします。在宅介護が上手くいったのもそういう理由があるのかもしれません。

それはともかく。お知り合いの間でいろいろよく聞くお名前の方の著書が手もとにあったので、ざーっと一読してみました。したらば、これもたまたま「自立と依存」をテーマにした内容だったのですね。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4862280552/ref=oh_details_o01_s00_i00?ie=UTF8&psc=1

本によりますと、著者は現在の心境と気付きに至るまでに随分の時間と苦労をされたようです。(本文には気付きに至るまで60年を要した人の話もありましたが)いまでもしばしば自己嫌悪に陥っておられるような感じもありました。

私が10代でなんとなくわかっていたことを、いままで試行錯誤されてたんだ、と思うと、随分長いあいだ不自由されてたんだなあ、というのが正直な印象。

(「日本の面影」ご覧にならなかったみたいだし…)

…私のように自分に正直にしか生きてない人間からすると、本当にお疲れさまだと思うのですが…。

それでもこの本の内容にも拒否的なものを感じて読めない人がいるかもしれない、ともありました。現実ってそれほどに不自由なもののようです。

しごく不自由極まりない現実の中に、無理やりに自分を入れ込もうとすると、それが一番大きなストレスになって、私の場合はそれがうつのきっかけにもなったのかもしれませんが。

そこから思うと、身体的に、もしくは精神的に障害を抱えている人が、逆に心は自由な場合だって決して少なくないよなあ、と思います。当たり前とされている普通(と信じられている)の価値観だけで生きているわけではないので…。むしろいくらか寄り道している方が多くの面白いことが見えてくることも多いですよね。

どこに障害があっても、人は誰かに隷属して生きているわけではないし、精神的にはどこまでも自由でいられるという、非常に前向きなことに励まされるのも軽躁の時期だからかな? (^_^;)

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