ここしばらく睡眠不足が続いていたので、昨夜は久々に早めの時間からわりとよく眠れた気がします。
人間の身体ってわりとよく出来ていて、どこかで上手く調整出来るようになっているようですね。おかげで昨夜も入眠剤は使わずに済みました。
で、今日は母の内科の受診日です。
それはいいのですが、ちゃんと目覚ましをかけておいたのに、なんと気がついたら午前2時から起きていた、というのですね。びっくり。クリニックに行く時はそうでもないのに(私らが一緒だからか?)、何十年来お世話になっているかかりつけの先生のところに行くのに緊張するのでは問題がありますね〜 (ーー;)
最も、クリニックは予約制なのに対して、内科の方はそうじゃなくて、このごろ患者さんがすごく増えている…、ということもあるのかもしれませんが…。でも先生も患者さんの人数を見て、多ければ早めに診察開始する、という方法をとられているのですが…。
ここの先生はどの患者さんにも非常に親切で、かつフットワークが軽く、面倒見がいい、ということで、どんどん患者さんが増えるんですね。先生忙しすぎるのと違いますか?大丈夫ですか??
このあいだは父が亡くなってもうじき3年…という回想で、「あの頃はよかったなあ…」と言われていたそうです。あれはどうなのかな?今ほどに忙しくなかったのは確かですね。
それだけに父も非常に多くの方々の親身な手を借りられた、という幸福な患者でした。
尿が出なくなって、酸素濃度が低くなりつつあって、いよいよ悪いみたいだ、という時期にはケアマネさんも夜までずっと居てくださいましたし、訪問看護師さんたちは多い時は数人が集まってケアしてくださいました。訪問入浴のスタッフの方々も、入れ替わり立ち替わり20数名、全員が父のもとに来て励ましてくださいました。で、かかりつけの先生は診察の合間を縫って、一日に5度!も往診に来てくださいました。
そういう多くの方々に見守られて旅立った父は本当に幸せだったと思います。苦しみませんでした。静かに生命の灯が小さくなっていく、というのを私はずっと握っていた父の手の力が徐々に抜けていくことで感じていました。
苦しまない最期でしたから、死後の表情も大変に穏やかでした。お釈迦様と同じですね、と言われるくらいに。そして火葬になるまで、いわゆる死臭というものも不思議なくらいにありませんでした。
まあ、あの一連の経緯から、先生ももしかしたら、理想的な一つの死の形を見ていらしたのかもしれません。直接に確かめたわけではありませんけどね。
なんとなくあの大変だったけど、充実していた日々を懐かしく思うのは先生のみならず、私たち家族もです… (^_^;)