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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

カミングアウト

うすうす察していらした方もあるでしょうが、私は精神障害者です。

働けなくなって、現在のクリニックに通院を始めてから9年くらいになります。(はっきりした年数の記憶がなくて申し訳ありませんが…)

1,2年後に障害認定を受けました。今年は「双極性Ⅱ型障害」の病名も加わるでしょう。

いろいろと日常生活の上で不自由をしているのはご存知のとおりです。旅行とかレジャーとかはもちろん、デパートや大きなスーパーにももう10年近く行っていません。どこかへ行くと言えば、自分の用事か家族の付き添いで病院関係ばかりです。嫌になりますね… (ーー;)

でも日々の生活にはもっとずっと困っていて、食料品の買い出しはもちろん、家の中の掃除が出来る範囲もごくごく限られてしまっています。

クリニックの先生のお話では、申請すればヘルパーさんの助力が受けられるそうですが、そういうことは母が必要以上に気を遣うからやっぱり無理なんですよね。(私はしんどい時はいさぎよく買い物などはお手伝いをお願いしたいけど…)

今はまだ暑いからいいけど、浴槽にも入れない。シャワーばかりの日々ですし。

まあ、そういう中で3年10ヶ月に及ぶ、父の在宅介護をやっていたわけです。これは本当にきつかったけど、精神的に満足感が残りましたので、非常によかったなあ、と思っております。

往診をお願いしていたかかりつけの先生からは「あんた達はプロの看護師以上だ」というお褒めとねぎらいの言葉をいただきました。

でもこれはあくまでも家の中のこと、社会的に認知されたわけでもありません。介護に関わってくださった方々、友人知人、それとご近所の方々くらいのわずかな人が知っていてくださるくらいでしょう。

社会的に、あるいは一般的に見た私は本当に「働けない(稼げない)=役立たずな人間」なわけです。社会の方向がどんどんそういう不要な人間を排除する方向になりつつあるのはいまに始まったことではありませんが…。

時々いただくお仕事では、とてもとても生計を立てられるほどの収入にはなりません。わずかながら障害年金をもらっていますが、これはまだ昔の私が、毎月少ない収入の中から苦しい思いをしながら支払い続けてきた結果だからまだいいのかなあ?という気持ちになりますし…。それでもそれだけではとても生活が可能な金額ではないんですよね。

本当はもっとたくさん在宅で出来ること、唯一出来るデザインやイラスト関係のお仕事も増やしたいですが、なかなか思うように行きません (ーー;) だからお仕事ください!

自分がそういう立場にいるから、生活保護とか福祉関係のことになると他人事ではない、とすぐに思うほどに切実です。今よりもずっと健康で、安定した職場にいればまた違うかもしれませんが…。

それでもどうだろうか?それだけ恵まれている人って今の日本にどれくらいいるんだろう??新自由主義というのはどうやらそちらの恵まれた立場にいる人たちが考え出したものではないかと想像してしまいます。

新自由主義

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%B7%BC%AB%CD%B3%BC%E7%B5%C1

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%87%AA%E7%94%B1%E4%B8%BB%E7%BE%A9

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/cat39032307/index.html

(病気に悪影響を及ぼすから)あまり見るな、と釘を刺されるのですが、ネットを見てもテレビのニュースを見ても、世の中がどんどん良くない方向に流れつつあるようで、毎日のように絶望しながら「我ながらよく生きてるなあ…」と思います。

被災した人たち、避難した人たち、家族離散した人たち、病苦を背負った人たちなどなど…。そういう境遇に至ったことがなにかの罰だともとても思えません。きっとそれはたまたまの不幸と不運に過ぎなかったのではないのでしょうか?

だとすると、それらの人たちが安心できる世の中にならないと、私自身もやはり幸福だとは感じられないような気がします。

それと私が自死を選ぶとしたら、極度の絶望と疲労の末だろうな、ということも…。

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