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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

うつは同調性の病、らしい

先週以来の連続の外出の疲労で、さすがに昨夜は10時間もの過眠状態に陥ってしまいました。

脳への血流が悪そうだなあ、という自覚はあったんですが、やっと少し回復したように思えます。

本当は100円ショップにも買い物に行く必要があるんですが、急ぎではないから明日にします。

ゆえに今日は休養が第一の日、とでもいいますか…。ちょっとやれやれ、という気分とでもいいますか…。ぼちぼちとですが、ブログ用の素材などを作ってみたりしております。

近いうちに「花うさぎ」用の素材も作らねばね〜 (^_^;)

 昨日は双極性Ⅱ型障害のことを調べていて、たまたま以下のようなページに辿り着きました。

自分が双極性Ⅱ型かどうかはまだわかりませんが、うつに対する一般的な視点も、実はすごく意外性があったので、早速、ここに引用されている内海氏の著作を注文してみたところです。

なかでも意外だったのは、この共感センサー云々のことですね。

実は私はこういうことは誰でも当たり前に出来ることだと思っていたので、そうじゃないんだ、ということが非常に驚きでした。

ああ、でもなんだか納得出来るなあ…。自律神経過敏症が自家中毒から片頭痛になって、やがてはうつに至る過程が… (ーー;) 

それで結局根本的には変わらないんだったら、もうこれはパーソナリティーの問題じゃないかというか、治しようがない病気なのでは?と諦めの境地に… (ーー;)

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カウンセラーこういちろうの雑記帳

http://kasega.way-nifty.com/nikki/2009/09/-ii-1-2014.html

以下、引用させていただきます。

うつ病になりやすい人は、周囲の人が何を感じていて、何を求めているのかを「察する」共感的センサーが敏感であり、しかもそのセンサーの精度は、その人が健康度が高いうちには驚くほど的確で、分裂質の人のような「思い込みの暴走」「関係念慮」には容易には陥らない。自分と関わる相手との適切な距離感を保ちながらも、その場その場にふさわしい「気配り」を実際に行動として取って行くことが実に上手である(内海氏の著作のp.139参照)。

 この「気配り上手」のことを、この内海氏の著作では「他者配慮」ないし「対他配慮」という言葉で表現していることが実に多いことは、この本をお読みの読者の参考になるかもしれない。

 鬱になりやすい人持つ「同調性」とは、単に周囲に迎合するなどという浅薄な次元で「協調性」のことではなく、このような、敏感なセンサーに基づく細やかな対人配慮のことを指すことを改めて強調しておきたい。

 こうした前提で、再び内海氏の著作からの引用に戻ろう:

 「端的に言うなら、[鬱病になりやすい人の]同調性とは、環界と共振・共鳴する原理である。それ自体において、病理性が希薄である。分裂性が、のちにミンコフスキーによって引き継がれ、『現実との生ける接触の障害』という形で、統合失調症(分裂病)の基本障害として結実したのに来比べれば、はるかに健全な原理であるようにみえる。

 しかし、同調性も、行き過ぎれば病的なものになりうる。そのことについて、ミンコフスキーは、同調性格者は『[躁状態うつ状態の]波にさらわれる結果、自我を確立し、進歩するための地歩を固めることができない』と指摘している。(中略)

 同調性とは、自己が世界と関わりを持つための不可欠の原理であるが、その一方で、自己を押し流し拡散する危険を孕(はら)んでいるのである」(pp.139-40)

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たとえばリアルな世界だと、出会った瞬間に話す前から相手の気分や機嫌がわかってしまうことなんて当たり前だったし、別にそれが特別だとも思ってもいなかったです。誰にでも普通のことだと思ってたけど、これを読むとどうもそうじゃないみたいですね〜。

極端な話、この相手の気分や機嫌のようなものはtwitterの140文字だけでもわかるんです、実は。

だからメールでも日記でも、バーチャルなネットの中でも、出会うものすべてが私には刺激になているわけで、うまくシャットアウト出来ないうちは、うかつに近寄るには注意が必要だってことですね。なるほど… (ーー;)

でも、一番よかったのはやっぱり父だろうな。

意思表示が言葉や行動で不可能な病人にとっては、我々のこのセンサーは実に有効に働いたんだろうな、と思います。だから父の場合は病院よりも家での方がずっと楽で、ストレスが少なく過ごせたんだと思います。病院では心を閉ざしていましたので…。

単純に思っても人が多い場所が苦手な理由もこれでわかりました。ましてや映画館とかはさらに音がすごいからなあ… (ーー;) 

この時代の、この社会の中で、かくも過敏である必要性はなんなんだろう?とも思うと、さらに悩ましくもありますが…。

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