昨夜あたりから台風っぽい風が出てきています。今日も時々それなりの強風がありますが、なにしろ速度が遅い台風だから、こちらがイライラしてきますね。
もうどうせなら、ぱーっと来て、ぱーっと通り過ぎてくれればいいのに (ーー;) いつまでも低気圧が居座っているのは精神衛生にもあんまりよくありませんね (ーー;)
やはりまだ寝たり起きたりの日が続いています。午後になると早めに片づけておいて、いつでも横になれる体勢を作っておくと、なんとなく気分的に楽なんですが、朝起きる時が一番辛くて、やっとましになったかなあ?と感じるのが夕方以降というあたり、まだ典型的な鬱のリズムが強調されているようです。
父の介護中でも、ずっと飲んでいたパキシルの時でも、一時的にかなりましかな?と思える時があって、その時は在宅でDTPの仕事をするために、どうしても必要な講義を受けるため、2ヶ月くらいは通勤する必要があって、かなり本気で行こうかと考えていましたもんね。あの時は結構ましな状態だったようです。結局は在宅介護を母だけに任せるのには不安があって諦めましたが…。
今は比較的時間の自由が効きそうなのに、身体が動かない時なので、なかなか上手く行かないものですね。もどかしい限りですが… (ーー;) この病気は本当にいろいろな高低の波が激しいようです。
私はすでに10代の頃から、毎月のように独特の厭世観につきまとわれる体質でしたので、このまま一生おつきあいする覚悟は必要だよね、とも思ってはおりますが…。それでももっともっとエネルギーがあればなあ、というないものねだりはどうしてもしてしまいます (ーー;)
昨夜とその前の夜とで読んでしまった本。たまたまAmazonで他の探し物をしていて、ひっかかった本です。
単行本の発行が2004年ですね。自殺した老若男女4人が天国に行くために、神さまからの「49日の間に自殺しようとする人を100人救助しなさい」という課題に挑む物語。まあ、主人公たちは肉体がない状態なので、一応「幽霊」なのかな。
鬱病のいろいろなケースや状況について、詳しく描写されていますので、この本のおかげで精神科の門をくぐることが出来た人は増えただろうな、と推察出来ます。そのためにはこういう小説の形での描き方は有効ですね、きっと。(漫画でもいいけど)
それでも多くの人を自死に追い込む社会構造全体は、おそらく現在も変わっていませんね。むしろ悪くなっているかもしれません。ごく一部の限られた人たちだけが、守られて特権を得ている構造はいまでも本当にしっかりと続いてますしね〜 (ーー;)
この構造自体を改善するのは並大抵でなく、相手が個人ではなくて「社会」そのものなので、問題解決に到るような道を考えるにも気が遠くなりそうですが… (ーー;)
でも、現代の日本人がどうして自分の幸せを実感出来ないのか?とか、深い病巣を再認識することは出来ます。そのことが救いになるかどうかはわかりませんが…。
ただ、私の経験でいうと、個人的な赤信号を救うのは決して難しいものではないと思えます。ひとつの言葉、共感、感謝などなど…。人間はつくづく一人では生きられない存在なんだという、そのことが妙に愛おしく感じられたりするのでした…。
うん、多分、落ち込んでいる人はちょっとだけでも元気をもらえると思う。そういう本です。