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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

原点の「遠野物語」

 また暑さが戻ってきたようです。

朝のうちはちょっとだけ小雨がぱらついた時もありましたが、今は陽射しがありますね。曇っているうちにコンビニにだけは行ってきました。

あとは切り身の鮭とかホッケの干物とかをまたしてもネットで注文して、父のために購入したラジカセもついさっき届きました。まあ、大体これで買い物も一段落したかなあ、と思います。

15日になればお盆のお参りもおしまいかなあ、という感じですし、残ったお供えのお菓子はうちで食べるか、たまたま訪れた人にお土産でもらっていただくか、ですね(^^;) 日持ちするからその点は安心です(^^;)嶺

あとは私ものんびりだなあ…。

でもなにもしていないわけではありませんで、ブログの素材を作ったりしております。 この程度ならばましですが、グラフィックの大きなデータを扱うと、Photoshopの処理が本当にイライラするくらい遅いですね。区役所の仕事の遅さといい勝負かも…(^^;)嶺 

でも今のMacにはこれ以上のメモリを入れられないから、まだ我慢するしかないなあ、と思っております。それで12月まで待ったら、ついでに(故障さえしなければ)さらに最新の機種が出そうな気がするんですが…(^^;)怜

 他にやっていることといえば、やはり読書くらいですね。相変わらず結構なペースで読んでいるんですが、このごろAmazonのリンクを張らないのは、張っても興味を持ってくれる人が少ないからです。アフェリエイトもほとんど意味がないですし、面倒になったというのが正直なところですね。やっぱり私の趣味は多くの人たちとはかなり違うのかもしれないなあ…。蓮

で、現在読んでいるのは角川春樹事務所発行のハルキ文庫、「百物語」(平谷美樹・著)のシリーズです。

先日たまたま読んだ最新の9巻が面白かったので、遡ってバックナンバーを1巻から読んでます。要するに「実話怪談」というやつですね。

妄想とかそういうものではなくて、作者のごく身近な人や著者自身の体験した話です。往々にして、実話には説明がつかないままで終わってしまう話もたくさんありますが、そのあたりの曖昧さがかえって人間ぽくていいんじゃないかと思っております。鍊

それでも私にはあんまり怖くないんだよね~、怪談って。

それなのにどうして好きなのかというと、どうも原点は高校時代に読んだ「遠野物語」にあるんじゃないかと思います。まあ、それ以前にもいわゆる「伝説集」とか「神話」の系統が子供の頃からずっと好きだったのもありますが。

遠野物語」に出会った時のインパクトが大きかったせいか、その時のことは今でもはっきりと覚えています。ちょうど高校2年の時の秋のお彼岸でした。

この年の夏、私は修学旅行先の仙台で慢性盲腸炎が悪化して、家族に迎えに来てもらって、京都に帰るなり手術したんですね。その手術が結構時間がかかって、ずっと貧血状態で、それでも無理に出かけて初めてのパニック発作を経験しました。蓮

その後、一気に調子を崩して、慢性膵炎とかにもなりまして、2学期はかなり長期間療養のために学校を休まざるを得なかったのですね。

そういう時期でしたので、家族はお墓参りに行ってしまって、私はひとりで仏壇の前に寝込んでて留守番をしていたんですよね。ちょうどそういうシチュエーションで読んだから、ムード満点でした(^^;)劣

でもやっぱり「怖い」よりも「面白かった」んですよ。以降、こういう民族学関連のものや伝説や怪談の類いには関心が深くなってしまいました。「遠野物語」は今でもかなり覚えているくらい、文体からして好きでした。こういう本が生まれる土壌に興味を持ってしまったのかもしれません。松谷みよこさんなどもこういう話の収集をされていましたし。

そういう興味がやがてはスピリチュアルな世界や宗教的な興味にまで繋がっていくんですが、何十年経っても変わりなく「遠野物語」は生涯の友の1冊だと思っております。漣

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