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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

ヒーローの原点

 今日も蒸し暑いですね。寝ていても汗がじわーっと出て来る季節になりました。今年もそれどころではなくて自室にエアコンをつけられなかったので、真夏も扇風機のみで過ごす覚悟をしています(汗)猛暑になったら嫌だなあ…嶺

今日はわりと父も落ち着いていたような感じで、午後からは私もお絵描き出来るかなあ、と思っています。導尿チューブが抜けただけでもいいのですが、慢性的になっている気がする膀胱炎なので、それだけでは安心出来ないのがなんとも、ですね(汗)嶺

Web拍手ありがとうございます。

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数日前のY新聞の夕刊でコミックについてのページの中で、ちょっとしたヒーロー論みたいなものがありました。記事の切り抜きを残していないから、どなたの文章だったか記憶になくて申し訳ないのですが(汗)嶺

石森章太郎さんの「サイボーグ009」について触れられていたんですね。その文章を書かれた方も009というのはそれまでにいなかったタイプのヒーローで、それだけに印象も強くて共感を持った、というようなことを言ってらっしゃいました。

それで私も思い出しました。人生で一番最初にはまった漫画、というのが実はこの「サイボーグ009」だったことを。

まだ小学生の頃でしたよ。父が会社の人からもらってきた「少年サンデー」の中にこの作品が連載されていました。当時、まだ町内には貸本屋さんなども存在していたんですよね。で、そこにあったコミックスを毎日1冊ずつ借りて、何度も繰り替えし読んでいたものでした。小学生時代ってお小遣いなどもらっていなかったしなあ…。自分で本を買うことなど思いもよらなかったですしね。

ナイーブで傷付きやすい少年、というのがすごくツボだったんですよ。上の記事の筆者の方の話では、それ以前の少年漫画にはそういうタイプのヒーローっていなかったらしいです。私は少年漫画はほとんど読んでいないから、それ以前のヒーローは知りませんが、まあ、勧善懲悪の時代だったのかなあ、と思ったり…。

戦うことに常に疑問を感じながら、仲間に支えられて戦う009って、子供ごころにも魅力的だったんですね。借りて来たコミックスの小さなコマの好きな表情とかシーンとか、トレペにせっせとトレースしておりました。何枚も。だからね、私が最初に絵の影響を受けた漫画家さんは石森さんだったのです。

小学生高学年から中学生にかけては、怒濤のような名作の洗礼を受けました。このわずかな期間に少女漫画の24年組の人たちの作品やら、「カムイ伝」やら「火の鳥」やら、さらには歴史物の名作の小説やらSFやら、なにもかもごちゃまぜに呑み込んでいた時代です。それらすべての影響を受けてきて、現在の私が存在するような気がします。

でもね、ヒーローの性格そのものの原点はやっぱり009だったんだなあ、と今になって改めて思いました。まあ、だからこそ今の自分のキャラクター達がいるわけだ、って、何十年も経ったいまごろに再確認したりして(笑)秊 共感から成長してきたヒーローっていうのは基本的に変わらないんだなあ…。すごいなあ…。ちょっと感心してしまいましたよ(笑)

私の思春期という時代は文化的にしごく恵まれた時代だったんだなあ、と懐かしく思います。「心の贅沢」を知った時期です。そういう時代に生まれ育った幸せを改めて噛み締めてみたりして…。撚

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