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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

指向性の問題

このところいつもお邪魔している友人、知人のサイトで立続けに話題になっていたので、ちょっと自分なりに考えてみようかと…。

あ、「Mixi」というコミュニティサイトのことです。18才以上で知人からの招待状がなければ入れない、とかで。それによっていわゆる「アラシ」とかの防止になるような意味合いも強いらしいのですが、このシステムに関しては結構正反対の感覚を持つ人がいるんですよね。そのシステムを心地よいと感じるか、「なんだかなあ…」と感じるか。

私個人はどちらかといえば後者の方です。ネットの世界は情報を得る権利は誰しもが平等だと思うのですが、そういう特別な区切りを作って、アクセス出来るかどうか制限をかけるっていうのがね、なんとも納得出来ません。あきらかに年少者や子供に対して有害な内容であれば、制限するのは大人の責任だし必要なことだと思うのですが、普通の交流のみのためにそこまでの必要があるのか?というと、疑問に感じてしまいます。

まあね、垣根に守られた世界の中だから、居心地はそれなりにいいのだろうなあ、と想像は出来ます。そしてそういう場所で楽しむことが出来る人はそれはそれで自由なことだし、なにも文句を言う必要もないのですが。

ただ、どういう場合でも疎外されざるを得ない立場の人もいるので、それを忘れてはいけないだろうな、と思います。「村的社会」は居心地いいけど、他所ものに対する閉鎖的な部分はやはりなきにしもあらずですし…。そこからはじき出されてしまう人がいるというのはどうにも納得出来ないことだったりするのでした。

18才以下は入れません、というのもそうだなあ。子供を疎外してしまうのは一番好きじゃないなあ、私。マナーやルールを教える責任があるのは大人だから。

うちのサイトにもいままでにいろんな年齢の方がいらしてくださいました。で、時々は中学生や高校生からも問い合わせのメールをいただいたりもします。「文化祭の発表の資料に使いたいので、何枚かプリントアウトしてもいいですか?」とか、内容も文面も礼儀正しいメールばかりでした。で、私はこういうことがとても嬉しいのですね♪若い世代になにかを伝えるほんのひとかけらのことでも出来たかもしれない、なんて考えると…。

他にも外国の方から掲示板の書き込みやメールをいただいたりすることもあります。そういう「世界の全年齢層への指向性」があるというのがやはり嬉しいことですし、サイトを続けている意義のひとつでもあります。こういう幸せは閉鎖的なコミュニティでは得られないことですし。

閉鎖的だと思われている京都人だけど、精神的にはそうじゃないんですよ、私(笑)秊

MIxiとは別にして、サイトの閲覧にアクセス制限をつけてしまうのも嫌いだったりします。それも情報が有料だとか、未成年には有害な内容だとか、そういう特別なサイトではないにも関わらず、です。たまにあるんだなあ、そういうところが。「誰にでも平等に来て欲しくない」とか考えている人はもともとネットの世界には向かないのでは?とも思います。

…でもこういう排他的なところと、Mixiの世界ってどこか共通点がありそうだなあ…。やだなあ…。

そういうわけで、自分の中でこういう不平等感に納得出来ない間は関わることはしないと思います。Mixiのシステムにひっかかりを持つ人も実は少なくないのでは?と心では思っている私だったりするのでした。

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