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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

感覚過敏は双極性2型障害かHSPなのか?

 

一夜にして気分は変動する

 

一昨日、ひと月かかって完成させたイラストを更新して、多くの方にご好評いただいて、本当に幸せだ〜、って感動していたのに、一晩寝て起きたら、なぜか突然そこから突き落とされてましてね…。理由もなく軽めの希死念慮はあるわ、疲労感はしっかりあるわで、毎度のことながら、ホントに天国から突き落とされるような気分になりますね (/_;)

 

せっかく幸せを噛みしめているんだから、せめて数日から1週間くらいはその気分が続いても悪くないと思うんですよ、誰に迷惑をかけるわけじゃなし…。でもそれを許してくれないのが、この双極性2型という病気なんですね。

 

 

 

片頭痛と光と音と匂いの過敏


ずーっと思い返すと、この病気の種みたいなものは1、2歳の頃から姿を変えて見え隠れしていたような気がします。HSPな性質とすごく共通点があるし…。でもすべての人が双極性2型になるわけじゃないし。遺伝子の関係かというとそれまでなんですが…。

 

中学生の頃から40年近く悩まされた片頭痛自家中毒と関係があるような説もあります。片頭痛はとにかく光に過敏になります。刺激になるというのかな?

 

前駆症状として拡張した脳血管が視神経を圧迫するので、人によっては芥川龍之介が描いていたように歯車が見えたり、私のようにまったく目の前がホワイトアウトして見えなくなったりします。教科書見つめても真っ白で見えないんですよね。

 

それが収まると同時に激しい脈動性の頭痛が襲ってきます。ここまできたら鎮痛剤も効かないし、ひどいと吐くので、薄暗い部屋で寝るしかなくなります。それで翌日になるとやっとましになってる。

 

もちろん、頭痛の最中は音も光も匂いも駄目になります。

 

私の場合、ニンニクの匂いも片頭痛のトリガーでした。思い出すだけで辛くなりますが…。それでもなんとか学校生活やってたから、いくらか元気な日もあったんだなあ…。

 

 

 

テレビの音が凶器に思えた頃

 


以下は2年前の記事からの抜粋&改定になります。

 

haruusagi-kyo.hateblo.jp


私が一切テレビを見なくなったのは3.11のあとでした。

 

あの直後に共感疲労の極致まで行ってしまった反動かなにかはわかりませんが、とにかくテレビを見なくなりました。全然。母が倒れるまではまだ時々テレビがついていたけど、私はとにかくあの「音」がものすごく嫌で、消してまわっていたなあ… (ーー;)

 

テレビの音が耐えられない、というのは思えばかなり昔からあって、まだ勤めていた頃ですから30代からですね。出勤前に天気予報くらいは知りたいけど、朝だしよけいに民放なんかCMが耐えられなくて見れないんですよね。

 

だからNHKのニュースと天気予報ばかり繰り返し見てました。まあ、中座しても繰り返し放送してくれるので、その点はありがたかったですが (^_^;)

テレビの音の苦手意識は夜になると若干ましにはなるんだけど、複数の人物がいっせいに喋るトーク番組なんかもうすごい苦手で。まだ1対1の対談だとましですが…。

思えばあの頃から、この病気の予兆はあったのかなあ?と思います。自分の部屋でまだFMとか聴けていたころは良かったけど、それも次第に駄目になって。ごく限られた、自分と波長が合う音しか聴けないんですね。本当に厳選したCDしか聴けない。

 

 


音で家族の状況を把握していたころ

 

ほとんどの動画の音はミュートにしています。よほど聞きたいと思う内容でなければ音声は駄目です。ものすごく神経に触る、というのかな。

父が倒れて以来、この傾向が顕著になりました。私の部屋は離れだから、扉3枚に隔てられているんですよね。その向こうの父の気配を感じようとしていたら、なおさら音は邪魔になります。家族の異変を真っ先に気付くのが大抵私、というのも全身を耳にしている時期があったからかもしれません。

今も本当に静かで、雨の音や風の音や、遠くのサイレン(消防署がわりと近いんですよ)とか、そういう音が聞こえていると安心する。

 

このあたりは不便だけど静な住宅街なので。郵便屋さんや宅配便、メール便が投函される音もわかります。もちろん自転車やバイクの音で誰が来られたかもすぐにわかるし。

2年ほど前に風邪を引いて、右耳の聴力が若干落ちたので、左を下にして寝ていると余計な音が聞こえないというのはありますが…。

 

どうしても見たい番組は大抵動画を探せば見つかりますし…。その点はありがたいです。

 


あ、でもいまでも映画館は駄目ですね。音も大きすぎるし、人も多いし、暗いし。画面も大き過ぎるし。私みたいなタイプには大きければいいとおうものではありませんで、とにかく刺激が強すぎるのですね、内容じゃなくて、あの形式そのものが… (ーー;)

 

まあ、ですから普通の人が大丈夫なところが全然大丈夫じゃない、という状態になっております (ーー;) 仕方がないですけど…。どうもこのあたりは炭坑のカナリアの気分。

 

 

 

やっと少しだけ音楽が…

 

でも去年あたりからやっと少し、好きな音楽(私の場合は主にある時代のジャニーズだったりする (^_^;))を聴けるようになりまして、作業中にiTunesで聴いております。

 

いまの愛聴版は「SMAP 25 YEARS」。

 

動画とかも27インチのモニタの隅っこで見るくらいがちょうどいいと思っています。

 

 

はて、この感覚がHSPによるものか、もしくは双極性2型のせいなのか、判断に苦しみますが、私の場合はなるべく刺激が少ない環境でひっそり生きている方がいいのは明白ですね。

 

うん、そういえば在宅介護の頃のケアマネさんに「恭子さんは田舎で静かに生活しているほうが楽かも…」と言われたこともありますね。実際には田舎暮らしは車がないと無理でしょうけど…。

 

 

 

 

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