ひとつの仕事の確認を待ちながら、次の仕事の準備をしつつ、まだうまく息抜きのタイミングがわからないので困っております。ブログを書いたら買い物に行って、午後からは仕事に集中しようかと考えているところです。
えーと、実は今日はお人形のことなので、そういう人形の写真が苦手な方はどうぞスルーしてくださいね。時々いらっしゃるんですよね。グラスアイのリアルなお人形が苦手な方。私は基本的にドール全般好きなので、これから時々この話題も出てくるかと思いますが。
本当は数日前に私のところに帰っていたんですが、仕事やらもろもろ忙しくてかまってあげることができませんで、先ほどかなり強引にやっと箱から出してあげたところです。
レジンキャストという素材でできていて、紫外線などに弱く、年月が経つと黄変してしまうドールです。13年箱に入っていてもしっかり黄変していて、球体関節人形というのはとても太いゴムで支えられています。それも当然劣化しますから、里帰りエステというか、要するにメンテナンスに出していた次第です。
絵描きというか、漫画描きも、小説を書く人もそうかなあ…。二次元の自分のキャラクターを三次元化したい、という願望がどこかにあるみたいですね。フィギュアなんかもそうだと思いますが、もっとサイズが大きくなったのがこのスーパードルフィーというやつで、身長は58センチだったかな?人間の1/3サイズですね。
2003年の春、私はずっと欲しかったこの子のためにせっせと節約と貯金に励んで、やっと迎え入れることが出来たのですね。当時は長岡京の市役所の近くボークスのにショールームがあって、母と一緒にそこまで行って、大きな箱を抱えて電車を乗り継いで帰って来ました。
しかしながら肌の継ぎ目を綺麗にするとか、自立させるために関節にシーム(皮)を貼るとか、そういう器用なことが苦手だったので、すぐさま里帰りさせてしまいましたが。
最初の頃はまだミシンでドレスを作るくらいの余裕はありました。が、やがて自分の病気が悪化して、縫い物もできなくなり、そうこうしているうちに父が倒れて介護に突入し、遊ぶどころではなくなって、この子も箱にしまわれてずっと眠ることになります。
私の場合は鶏と卵とどっちが先だかわかりませんで、箱入りになっている間にもずっと私の頭の中ではこの子が活動していました。イマジナリーフレンドでもありますし、本当にどちらがニワトリでタマゴやら???
ずっと私の絵のイメージモデルでもありましたしね。
で、母の介護もありますし、本当に先日まで出してあげる機会も全然なかったんですよね。眠り姫のままの本体でいるあいだ、なんだかあまりにもいろいろなことがありすぎました(ーー;) 寝ていてもこの子は全部知っているような気がします。
もうそろそろ苦労からちょっと解放されたいなあ、というタイミングだったのかもしれません。部屋のリフォームができて、この子の専用の部屋が(ガラスのキャビネットのこと)できて、さすがにもういいかな、と私も思いました。
なーんかお互いに長い間大変だったよね〜、と、ついつい語りかけたくなります。なにしろイマジナリーフレンドですから、どこかでは家族よりも自分に近い存在のようでもあります。不思議な感じです(^_^;)
目覚めし姫よ、さあ、解放の呪文を唱えて、自由への扉を開きたまえ(^^)
綺麗にメイクも直してもらって帰宅。フェイスガード装着済み(^_^;)
このお着物は10年以上前にお願いして好みの生地で縫っていただいたものです。
私って着物を着せるのが下手だ…(ーー;) 人間の方がかなり着せやすい。もっと練習します〜(^_^;)
介護の最中のストレス解消みたいに、ヤフオクでハンドメイドのドレスやなんかを買っていた。
いつか必要になると信じていたみたい。おかげでかなりの衣装持ちになりました(^_^;)
ウッグを変えるとまるきり洋風の子にもなるので、そのあたりの柔軟さが面白いですね。
長岡京のショールームは今はなく、なにかあれば嵯峨まで行かないといけません。明らかに遠い。
でかい箱を抱えてバスや電車で嵯峨までは遠い…( ; ; )市内だけど…。