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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

精神科の訪問介護について自分なりにまとめてみた

 

昨日は訪問看護師さんが来られる日でした

 

ラジオ体操は座ってやるよりも立ってやるほうが楽だとわかりました。さらに立ってやると、身体が勝手に思い出すこともわかりました。子供時代の刷り込みって恐ろしい… (^_^;)

 

クリニックでもらった就労支援事業所関係のちらしを見ながら、いろいろ話していたんですが、「就労移行支援、就労継続支援」と書かれている内容が大事なのだそうです。

 

私の担当の看護師Sさんが担当されている患者さんの中で、障害者枠で就労しようとされている方がいらっしゃるそうです。その方が通っておられる事業所では、技術支援はもちろんですが、ハローワークにも付き添ってくださって、さらに入社のために会社の訓練が3週間必要だというと、3週間ずっと事業所の方が付き添ってくださったそうです。不安がいっぱいで心細いところに、そういうサポートがあるとありがたいなあ、と思いました。

 

なかなかそこまで行き届く所は少ないのかもしれませんが、きちんと仕事につなげてくださる事業所を選ぶ大切さというのはよくわかりました。

 

多くの患者さんの例をご存知の看護師さんと話すのはとても勉強になります (^_^)

 

 

さて、実は意外と知られていない精神科の訪問看護について書いてみたいと思います。こういう制度ってなぜかほとんど知られていなくて、見るに見かねた担当医の勧めで始められる方も少なくないのではないでしょうか?

 

私もまだいくらもお世話になっているわけではありませんが、弟ともどもお願いしていることもあり、現実にとてもありがたいと感じる制度です。

 

 

精神科の訪問看護ってどういうことするの?

 

精神疾患の患者さんの中にはほとんど寝たきりに近い重症の方もいらっしゃいます。それでなくても日常の各種の手続きなどが大変な方も少なからずおられます。そういう患者さんたちの生活の見守りや補助ですね。

 

投薬管理、きちんと薬が飲めているかどうか?ちゃんと受診が出来ているかどうか?大切なことなので、きちんと調べて補助されます。確認していませんが、通院の補助も可能かな?無理でしたらヘルパーさんにつなげてくださると思います。

 

バイタルチェック。面倒くさがりやの私でも週に一度は血圧や脈拍、体温の測定を受けられるわけですね (^_^;)

 

身の回りの補助というか、少しくらいの買物なども手伝っていただけることもあります。身の回り関係はわりと細かくチェックされていると思います。

 

相談相手になっていただけます。愚痴こぼしの相手もしてくださるので、精神的に落ち着けるし、非常にありがたい相手でもあります。

 

弟のようにアルコール依存などの場合は決まった曜日ではなく、抜き打ちで毎日くらい訪問されて、内緒で飲んでいないか?と確認に来られていました。「部屋中に『アルコールは駄目!』と書いた付箋が貼ってある」と弟が言ってましたが、それは私も聞かされていましたので、なんとなく笑い話に… (^_^;)

 

きちんと専門的な知識を持った看護師さんなので、多様な症例をご存知ですから、本当になんでも相談出来る感じです。

 

動けない人は少しずつ動けるように、働きたい人は徐々に働ける方向に、それぞれの希望に応じて無理のない支援をしていただけます。

 

 

どうやって頼めばいいの?

 

まずかかりつけのクリニックの先生に相談しましょう。クリニックと連携がある精神科の訪問看護ステーションを教えてくださいます。私も2ヶ所教えてもらいましたが、近い方にお願いすることにしました。

 

直接、ステーションに電話します。そして都合のいい日時に所長さんや看護師さんが面会に来て、詳しく事情などを聞いていかれます。で、「うちで訪問させていただきます」と連絡があったら、自治体の保健センターで自立支援の許可をもらってきます。保健センターからクリニックとステーション両方に連絡が行って、そこから訪問開始になります。

 

大体、週に一度くらいのペースかな?毎月看護師さんからの報告書がクリニックに届きます。

 

 

費用はどれくらい?

 

自立支援の一環なので、自立支援で支払っている分になりますが、1割、もしくは無料のケースが多いのではないでしょうか?うちの場合、全額でひと月に24,000円くらいですが、うちは市民税非課税世帯なので、無料です。

 

自己負担についてはここを参考にどうぞ。

 

www.mhlw.go.jp

 

 

お願いしたい理由はどんなこと?

 

うちの場合は弟のことも大きかったですが、私も母が特養に入所して、しばらくダウンしていたりしたこともあり、同時に介護関係の人の出入りがなくなって、話し相手ががたっと減ったこともありました。それで夜中に追いつめられた感が強くて命の電話にかけようとしたけど、繋がらなかった、ということもありました。

 

そうしましたら、お知り合いのお医者さまが「話し相手になって欲しい」というだけの理由でもいいんですよ、と教えてくださったので、じゃあ私もお願いしようと思った次第です。

 

 

成果はあるようです (^_^)

 

先生方にお聞きしたところ、実際になんらかの形で訪問看護を利用した患者さんはよい方向に向っていくケースがかなり多いそうです。急がば回れ、みたいなところがありますね。そういうサポートをしてくださるのが本当にありがたいと思います。

 

現実に就労しようという患者さんもいらっしゃるわけですから…。

私は非常に感謝しているわけで、こういう制度があまり知られていないのは勿体ないなあ、と当事者として思うわけです。だから知っていただきたいと思ってこれを書きました。

 

 

お願いです

 

私自身が経験したり知っている範囲のことを書いていますので、ここが足りないとか、間違っているとかありましたら、適宜修正を加えていく予定ですので、ご指摘よろしくお願い致します。

 

ちなみに、私がお願いしているところはスタッフは男女の看護師さんか作業療法士さんが来られます。

 

精神疾患で苦しむ多くの人に、ひとりでも多くの方に光明が見えますように…。願いつつ。

 

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残念ながら(当然か)白衣では来られませんよ (^_^;)

 

 

 

 

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