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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

「驚きの介護民俗学」小さな歴史の記録へ…

昨日、訪問看護師さんが話しておられたこと。

 

「事務所で『これ、読んでおいてね』と渡されたのが『驚きの介護民族学』という本で、あれ?どこかで見たなあ、と思ったら、藤本さんのお宅にあったんですよね」

 

はい、あったんです (^_^;) 介護職の方も読んだと言われてましたし。

 

驚きの介護民俗学 (シリーズ ケアをひらく)

驚きの介護民俗学 (シリーズ ケアをひらく)

 

 

「守備範囲が広いですね」いや、まあ、一応は介護の当事者でしたし。ましてやこれを読んだ時はまだまだ在宅介護の最中でしたから。もともと民族学系列のものも好きですし。

 

 

実際にお年寄りの昔の話を聞くのは面白いです。みなさん、昔の体験談は身にしみて深く記憶に刻まれていて、よく覚えておられるんですよね。

 

自分の祖父母や両親から聞いた話も面白かったですが、まったく未知の方のお話を聞くのも面白いと思います。フィールドワーク。まさしくそれですね。そこから生まれるものも確かにあると思います。

 

 

 

自分の祖父母や両親のことは、やはり私が書き留めておく意義があると思っています。

 

書くという行為そのものが供養になる、とは以前にも書きましたが、それと歴史の教科書には絶対に載らないだろうけど、確かに存在した庶民の歴史と暮らしがあったんだという記録としても意味があると思っています。

 

私自身が昔から歴史に触れた時に、一番気になっていたのが、その時の「顔」である人物ではなくて、庶民のことだったからですね。大ざっぱにしか記録には残りませんが、絵巻の中に生き生きと描かれている庶民たちがどういう生活をしていたのか、すごく関心があったんです。

 

もしかしたら、未来の人たちに、そういう関心を満たしてくれる資料の断片くらいにはなるかもしれませんし…。どれだけ時間が過ぎても人間の本質は良くも悪くも大きくは変わらないという見本になるかもしれません。

 

 


まあ、これも生きている限りは書き続けていけたらいいなあ、と思っています。そのうちに闘病録とかも入ってくるかもしれませんが、まあ、それそれで… (^_^;)

 

ささやかな歴史と民族学的記録です。ブログという方法があって嬉しいと思います (^_^)

 

 

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