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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

生きたお金のエネルギーの話

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ちょっと嬉しかった話です。たまにはこういうのもいいかなあ?と思いまして… (^_^;)

 

去年の1月、母の具合は悪いし、家の中のものはガスレンジを初めとして次々に壊れるし、今から思えば厄年の象徴のような出来事に満ちていました。そしてきわめつけに「お金がない!」その時の私はまだ家計のやりくりの状態を把握しておらず、行き当たりばったりで生活していたために、気付いたら本当にお金がない、という非常に心細い状態になっていました。

 

その時にお知り合いのNさんという方が「本当は返してもらわなくてもいいんです。でもそれでは気持ちがすまない、というのなら、私にではなく、ご自分よりももっと切実にお金を必要とされている方にあげてください」ということで、30万円、送ってくださったんですね。

 

Nさんはお金持ちですが、このことをお聞きした時に、私は「お金というのはエネルギーであり、そのエネルギーは『水の流れと同様に、高いところから低いところに流れるのが最も自然である』という摂理を自然に理解したのでした。

 

万一の母の入院費、生活費、予備の費用など、きちんと計算して、そのうちの15万はすぐにお返ししました。残りの15万は月々に返済してもいいから…と言ったんですが…。Nさんはもしもの時のために、と言ってくださって、出世払いみたいな感じになっていたんですね。

 

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で、去年春に交通事故に遭いました。半年通院して、わずかながら慰謝料が出ました。

 

Nさんに「わずかだけれど、これくらいもらえるみたい」と話したら、Nさんは「提案ですが…、もしも本当によければの話だけれど…」ということで、Nさんの友人であり、私もおつきあいさせていただいているYさんが折しもホームレスの人たちの自立支援のためのNPO法人を立ち上げようとされていることをお聞きしました。そこの資金の一部にどうかな?という話です。

 

私は一も二もなく快諾しました。もとはといえばNさんのお金ですが、低きに流れるエネルギーの摂理からすると、そういう風に使われることが私にもNさんにも最も望ましいことだと思えたからです。

 

風雨や寒さや暑さにも悩まされずに眠れること、働く生き甲斐があることなど、たとえ急病で倒れていても見向きもされない哀しい立場ではなくなることなど、いろいろと事情はあるでしょうけど、ホームレスの人たちにも「安心出来る場所」というのを見つけていただきたかったのですね。

 

それから数ヶ月。先日、Yさんからひとりのホームレスの方が、住居を得て、生活保護を経て、無事に職場を見つけ、自立されたという話をお聞きしました。自分のことのように嬉しかったです (^_^) 顔も名前も知らない人ですが、どうしてこんなに嬉しいのかと思います。

 

多分、こういうことが「生きたお金の使い方」だからじゃないかと思います。人が幸せになって自分も幸せになること…。分け合うことの喜びと幸福…。それは豊かな人々よりも、むしろなにも持たないホームレスの人々の方がよくご存知なのですよね。私もとても重要なことを学ばせていただきました。

 

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これからいくと、仮に6億円もらっても、私は最低半分は寄附してしまいそうだなあ、と思います (^_^;) 1人でも多くの人に喜んでもらえたら本当に嬉しいから…。

 

あ、ちなみに慰謝料の残りは、今回のリフォーム費用で全部消えます。まあ、ホントに神様が計算して送ってくれたみたいななりゆきですが…。いいのだ、落ち着いたらまた頑張って働くから〜 (^_^)

 

 

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