つれづれ日記ー逝春抄ー

お絵描きと介護で多忙な日々 双極性2型障害と気長に共生中

「絵を描く悦びー千住博の美術の授業ー」

Facebookのお絵描きグループに投稿したものをこちらでも。

 

日本画家の千住博さんの著作を読んでいると、あちこちで共感する言葉に出会います。同じようにお絵描きする人には得るものが多い本かもしれません。 その中からちょっと引用させていただきます。

 

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これは私の経験上わかったことですが、一流の芸術家に趣味をあれこれやっている人はいません。やれ土日はゴルフだ。仲間の画家とマージャンだ。よくそんな話を聞きます。しかし、そんな人に世界に通じる作品がつくれるわけがありません。その暇に絵を描いています。絵のことを考えています。絵を描いて疲れたら絵を描いて疲れを癒す。風邪をひいたら絵を描いて治す。自分の作品に癒されなくて、勇気や元気を与えられなくて、どうして他の人を癒したりできるでしょう。少なくとも私はこれを二十五年続けてきています。 「絵があってよかった。絵がなければ私は死んでいたかもしれない」というようなことを美術家の森村泰昌さんが言っていました。それは私のセリフでもありますし、すべての世界の一流画家の言葉でもあります。           

 

「絵を描く悦びー千住博の美術の授業ー」より

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泣きました。とりわけ森村さんの「絵がなければ死んでいたかもしれない」という言葉にはひときわ打たれるものがありました。まさしく自分もそうだと思ったからです。

 

私は一流画家でもないし、著名なイラストレーターでもありませんが、才能や技術やその他もろもろを抜きにして、魂だけは紛れもなく画家だとわかったからです。

 

いや、なんとなくわかってはいましたが、こうも真ん中に来るとは思いませんでした。 無理ないか。自分の人生を選択するつど、「絵を描くこと」を真っ先に選んできたのですから…。それでいてプロにはこだわらないというのも妙な人間だなあ、と自分でも思います。