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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

「治療文化論ー精神医学的再構築の試み」

風邪がちっとも治らないのでイライラしています (ーー;) もとから曇り状態の頭が余計にぼーっとしているうっとおしさ (ーー;) 

母と2人して枕を並べて寝ていたりとか。でも安静にしていたって治らない時は治らないんだなあ…。母の方が気管支にきてそうだし、体力的なことも考えてフロモックスを飲んでもらっています。

湿度が高めでしんどいから、早くもエアコン入れたりして。今日の最高気温は31度とか聞いたし〜 (*-д-)-з

 それでも少しでもやる気がある時は少しずつお絵描きもしてますが。

背景まで綺麗に画像として見えている時は自分でもやり甲斐を感じます。早く描きたくて仕様がない感じになります。無理がきかないのがもどかしい限りですが。

 私のように本当に子供の時からしばしば病気したり入院したりしていると、いやでも考えちゃいますよね。なんで自分はこんななんだろう?とか、「死」のこととか生きることの意味とか、そういうしごく曖昧としていても、どことなく哲学的なテーマを身近に感じるんですね。

すごくはっきりとそれを認識したのは5歳頃かな?やはり入院していて、友達のお母さんにもらったお見舞の宮澤賢治童話集でした。その中の「よだかの星」という作品にものすごく衝撃と感動を受けまして…。いまだにその時のことを病室風景まではっきりと思い出せるんだからすごいなあ、と思います (^_^;) 

あの頃から私の中では「病気すること」=「哲学すること」になったような気がします。それは思春期の病気でさらにその傾向が強くなり、精神の症状がメインである現在に至ってはさらに密接な結びつきを痛感しています。

もっともそのことについてはきちんとしたことを学んだことはありませんで、有名な多くの哲学者の著書をまともに読んだこともないのですが。ただ自分の実感として、切り離せないものだということだけは強く感じていました。

そういうところにお勧めいただいた本が非常に面白かったのですね。

「治療文化論」

薬の名前などはひとつも出てきません。ただ、多種多様な患者の背景にあるもの、文化や家庭や歴史やもろもろのユニークな背景の中から生まれてきたり、また治癒していったりする病気をひっくるめて考えていこうとする姿勢がすごくいいなあ、と思って (^_^;) 

こういうことってある種の安心感のようなものがありますね、患者にとっては。治療するものと治療を受けるものとの間にひどく近いものも感じます。

私は専門書を要約する能力はありませんが、ひととおり読んでみて、心に残るものは大きいなあ、と感じました。

私自身がこういうひどく曖昧なものが棲む世界と共生している感があるので、どうもその「感覚」に頼っちゃって論理的に分析する力は皆無に近いと思うのですが… (ーー;) それでも面白いと思うし、非常に有意義だとも思うのですね。薬に関する本も読みましたが、なんだかこちらの方が私には身近で頼りになる気がしました。

そのうち真面目にちゃんとした哲学書も読んでみようかなあ…。

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