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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

ひさびさの音楽

twitterの方でもちょっとつぶやいていましたが、今朝は内科の受診日で母が留守だったので、そのあいだに「夏目友人帳」のテーマ曲アルバムを聴いてしみじみしておりました。

内容がいいのはもちろんのことですが、私が音楽がまともに聴けるようになったんだなあ、ということが感無量だったので、聴いている間中涙が出てきて止まりませんでした。

記憶を辿ると、マイケルの追悼DVDを見ていたのがいつだっけ??一昨年くらい?その前の歳かな?その後、達郎さんのアルバムを買ったんだけど、なんだか辛くて聴くことが出来なかったのが、去年あたりかな?

あれ?どうにも記憶が怪しいですが、正味丸2年くらいは辛くて音楽が聴けなかった時期がありました。

音楽のみならず、テレビの音も本当は駄目で、でもテレビは母の気晴らしだから消して欲しいとも言えず、なんとか我慢だなあ、と。消すと本当にほっとしたものです。

こういうのも個人差があるかどうかはわかりませんが、うつがひどい時には一切の人工的な音が駄目でした。クリニックに行くと、待合室ではずっと環境映像が流れていて、静かなクラシックがBGMになっていたんですが、あれはさすがに大丈夫だったようです。

「夏目」の曲は比較的しっとりしたものが多いのでいいのですが、もっと賑やかなのは駄目かもしれませんが… (ーー;)

それでもまた音楽が聴けるようになったんだあ…ということが本当に感激したんですよね。普通の人には本当に当たり前でなんでもないことなんだけど…。その「なんでもないこと」が出来ないことが結構長く続いたので、出来るようになると、そのこと自体にえらく感動するわけです。

同時に自分は生きてるんだなあ、ということもひどく不思議で感慨深いことでした。死ななくてよかったなあ、といことも強く感じましたし、そういうふうにひどく貴重な体験をさせてくれた神さまに感謝もしたくなりました。

普通であることの幸福を身をもって感じるのは心身に障害を持ったことがあって、なおかつ、そこから抜け出すことが出来た人だけだと思うから…。

まあ、私の場合はまたうつになる時期があるかもしれませんけど… (^_^;)

価値観も変わりました。まず物欲がなくなりました。本は別ですが。これは生きていくのに必需品だし。

以前は雑貨とか、いろいろと細々したものが好きで、たいした理由もなく買い集めたりしていたんですが…。今はそういうものに目が向かないなあ。ネットでたまに眺めることくらいはしますけど、実際に買うには至りませんね。洋服も最低の必需品くらい。パジャマとか下着とか靴下とか。

ブランドものにはもとより興味はないし、メイクもしないから乳液と洗顔料くらいあれば充分だし。かわりにPC関係の必需品は買いますが。いずれにしても最低限必要なものしか欲しくなくなったようです。だからといって貯金が増えないのが不思議ですが… (^_^;)

欲張ってはいけませんが、これで少し遠くのスーパーや、たまにはデパ地下くらい行けるようになるといいなあ、と思ったり…。それくらい回復したらかなり元気になった、といえるのではないかと思うのですが。

そうしたらもっと積極的に動けるようになって、恒常的な収入が得られるようになりたいな、とも思います。

それから先は自分以外の人のために…なんだけど、いきなり欲張っても駄目だと思うから、無理しないでおきます (^_^;) 

このまま順調に「寛解」に入ってくれると嬉しいんだけどなあ…。

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