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両親の介護も一段落 双極性2型障害と気長に共生中

「夢」の食べ物

今日も涼しくてありがたいなあ。やはり身体が楽な気がする。もっとも最近はいつでもしんどい感じで疲労倦怠感が抜けないんだけど。これも鬱の症状のひとつかと思うと我慢するしかないなあ、やっぱり。

で、このあいだからぼちぼち描いてた作品が完成。今回も結構冒険かもしれないんだけど、私がありのままに描きたくなったので、特別なことではないと思って見ていただけると嬉しいなあ、と思う。18禁にも特別扱いにもしなかった(笑)ごく普通の感覚でこれからもいろいろなエピソードを拾って絵にしていきたいなあ。美夜受媛なども破天荒な媛なので、絵になりそうな画面はいっぱいあるのよね…。

Web拍手ありがとうございます。

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昨夜から「『エロイカより愛を込めて』の創り方」を読書中。眠気に負けて、夕べはまだ1/3くらいのところまでしか読んでいなかったのだが、そこまででも充分に面白かった。

少佐が軍人なのに長髪なわけ、って「少女漫画だから」。単純明快ですね(笑)それでいいのよ、って開き直りで納得できてしまう。大笑い。でもそうなんだよなあ。難しい理屈は必要無くて、「少女漫画だから」というのは一番説得力あるよなあ(笑)で、この本の中だけの五分狩り少佐のカットは…やっぱり別人に見えてしまう。いまさらだよね。少女漫画だからあれでいいのだ、と納得。

少女漫画は夢を描くものだと思っている。夢にもいろいろあって、一番ポピュラーで身近なのが恋愛なので、おのずから恋愛ものの作品がメインになってしまうのだろうが、多様なジャンルに渡る作品達がさまざまな方向への夢の可能性を示唆してくれる。どうかすると忘れてしまいそうな基本を再認識してしまった。恋愛ものだろうが、歴史物だろうが、SFだろうが、お耽美だろうが、やはりすべてが夢のエッセンスで成立している。それが現実を生きる力にもなるんだから、いかに大切か思い知らされてしまうなあ。

私も自分が描いているものは基本的に少女漫画の世界だと思っている。もともと漫画の形で描いていたものなんだしね。だから今でも自分なりの形でしか夢を描けないけれど、それも正統派なんだと開き直ってもよさそうだ(笑)

夢とロマンがない作品世界には少女漫画としての価値もあんまりないだろうしなあ…。で、いくつになっても女の価値観の一部は少女漫画時代と大差ないもので出来ているとも思う。男の中には永遠の少年が棲むように。女の中には永遠の少女がいるのよね。彼らが飢えないように、常に新鮮な夢が必要なのかもしれないなあ。

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