つれづれ日記ー逝春抄ー

お絵描きと介護で多忙な日々 双極性2型障害と気長に共生中

世代をこえて…

陽が照らないのでじわじわと寒い。もうそろそろ手袋がないと自転車は辛いし…、と食料品を買いに行った100円ショップでつい手袋を買ってしまう。別に買わなくてもうちにあるんだけど…どうしても消耗品だという意識があるので。

今日はちょっと鬱傾向が強い日。弟が前回の診療から三環系の鬱剤からSSRIに変わって、アルコールをやめて、かなり元気になっている。三環系の薬は副作用で動悸などがひどくなるので、私も次からSSRIに変えてもらおうかなあ、と考えている。なにかが上手く効いてくれないかなあ。

でももうじき12月も近いので、冬の壁紙など作り始めている。相変わらず地味な作業は続く。

Web拍手ありがとうございます。>風詠さん、愛された記憶というのは愛の種類を選ばないので、肉親とか両親とか兄弟とか、そういうものでも充分に気持ちは満たされると思いますよ。で、またこれから先にそういう相手と出会えるのかもしれないですし…。そう思えば未来にも楽しみが…。 >春音さん、本格的に寒くなってきたような感じですね。春音さんも風邪などひかれませんように…。

さて、読書メモ。

「できればムカつかずに生きたい」「オカルト」

2冊続けて田口ランディさんの本を読んだ。この人の名前を初めて知ったのは、雑誌「ダ・ヴィンチ」の誌上。オカルトっぽい記事を書いてらして、その時から興味はあったのだが、最近ブログで読み始めて、さらに強く関心を持ってしまった。その流れでとりあえず2冊読んでみた。

「できればムカつかずに生きたい」はエッセイで、「オカルト」の方は創作も含めた短編集。やはりエッセイの色が強いけれど。

自分はランディさんとは性格も違うし、彼女ほど自立もできていないし、もっと他にも違うことの方が多いんだけど…。でも「ざわざわする気分」がどういうものなのか、感覚的にわかってしまう。それで改めて「ああ、同世代の人なんだなあ」と思う。

思春期の頃の読書体験とか、ものの考え方とか、その時に興味を惹かれていたことなどが、全部思い当たってしまうのだ。寺山修司さんの「あなたの詩集」も読んだことあるし…。ランディさんは投稿もされていたそうなので、もしかしたら、その作品に触れていた可能性も大だなあ。

同世代の意識って、その当時の事件とかニュースとかの世の中の動きだけじゃなくて、読書傾向などから発生する内面的な文化の影響の方が大きいんじゃないかと、ふと考えてしまった。幼年期から思春期の頃の読書体験は大人になってからもずっと基礎の部分に存在していて、文句無しの共鳴をしてしまうような気がする。

活字本だけではなく、漫画とか音楽とか演劇とか、そういう文化的なものの影響って大きいよね。

育ってきた家庭や環境がまったく違っても、共鳴できる共通体験があるというのはなんだか嬉しい。こういうのって別に私達の世代だけじゃなくてもあるのだろうと思う。

逆に、とても強い影響力を持っている作品があって、その普遍的な力によって、時と世代を越えた感動と共感をもたらしてくれることもある。そういう作品を人は名作と呼ぶんだろうけど、共通の感動が世代を越えた共感をもたらしてくれるのもすごく嬉しいと思う。

ものの作り手の人たちは、そういう作品を造り出したいだろうな。私ですらそういうことを願ってしまうもの。作品の永遠の命を願うために全力を尽くす、というのも、実はかっこいいんじゃないかなあ。

創作は本当に地味で地道な作業なんだけど、未来に咲く花を夢見ていたりするのよね。だからこそ孤独な日々にも耐えられたりするし。同じ希望を抱くいろんな世代の共感がその夢を支えてくれるに違いない、と。